彼女は彼に対して究極の選択を迫った。
一つは将来、結婚が出来ない事。
こんなごく当たり前の事が二人にとっては大問題とも成り得る。
しかしそんな事は二人だけの気持ちの問題でも有り、さほど重要な事でもない。
だが次の事柄だけは非常に厄介な問題である。
それは愛する二人が子供を授かっても彼は親としての法的な権利が得られないと云う事であった。
彼は彼女との間に子供を儲けても親権を主張する事が難しい。
それどころか親として認知する事もいばらの道である。
世間一般的な感覚では、この家族の在り方は到底受け容れられる類の代物では無いのである。
彼女らの行動は現行の法律では罰せられる問題では無いにせよ、二人の、若しくは産まれて来るかもしれない子供を含めての家族には、厳しい現実が目の前に待ち構えている事だけは間違いが無かった。
だがしかし、彼はさらりとその現実を受け容れた。
彼は一体何処まで事の重大性を認識しているのか。
彼女、レイコにとってはその事こそが、大きな杞憂となって伸し掛かっていた。
レイコ「どう?英樹?・・」
「勉強は進んでる?」
英樹「・・お母さん?・・」
「う~ん?・・」
「前よりは、ね!」
「分からない事も減って来たしね!」
「意外と順調なのかも?」
レイコ「またぁ~? ホントにぃ~?」
「もしかしてこっそりと風俗通いでも
してるんじゃないのぉ~?」
「君には大っきな前科が在るからなぁ~?」
英樹「・・お母さんったら・・」
「もういい加減、勘弁してよ~!!」
「僕はちゃんと反省してますって!!」
レイコ「うふんっ!(笑)」
「だ・か・ら・・」
「今日はいつもの御褒美の時間で~す!!(喜)」
「パチ!パチ!パチ~!(拍手)」
英樹「ははっ!(笑、そして汗)」
今日は土曜の夜であった。
そして二人にとってこの日だけは特別な夜であった。
レイコ「は~い!!」
「さっさとズボンを降ろしましょうねぇ~!!」
「ほらっ! 急いで急いでっ!!」
大学合格の日まで彼女に指一本触れる事の出来ない彼の為に彼女が用意した大事な大事な儀式が始まるのである。
レイコ「まあっ!! もうパンツにシミを作っちゃって?!!」
「んっ、もう!! 可愛いったらありゃしない!!」
英樹「は、ははっ!(苦笑)」
レイコ「それじゃ、いただきま~す!!」
「ぱくっ!!」
英樹「はあぅっ!!・・おぉぅ、ぁあっ?!!」
彼女は週に一回だけ、彼の為?にフェラチオタイムを設けていたのである。
レイコ「ひできぃ~?!!」
「相変わらず貴方の(ペロッペロッ、チュッ!)おちんちん!!」
「サイッコ~に素敵よぉ~!!」
英樹「ふあぁぁっ!! くっふうぅぅっ!!」
(お、おかあさん?・・ソープの仕事を辞めて・・)
(なんだか最近・・自分自身が楽しんでるみたいな?)
彼女は前の月迄で、働いていたお店を辞めていた。
そして今や、彼女の性の対象は彼一人となって仕舞ったのである。
ところが彼女にとっては此れ幸いな状況であった。
自らの溢れ出る様な性欲の処理を、最愛の彼である息子と行う事が出来る様になった為である。
そんな彼女は彼の浮気防止の為になる性欲処理を一石二鳥で進めて行く。
レイコ「ねえ? ひでひぃ~?」
「・・あ、ぅぅんっ!・・」
「ねえ?英樹?」
英樹「なに?・・お母さん?」
彼女は彼のペニスを咥える傍ら、彼へと質問をぶつけて行く。
レイコ「私のお口?・・気持ちイイ?」
英樹「もうっ!最高!!」
「僕はもう、お母さんから離れられない!!」
(こうでも言わなきゃ、お母さんって
一日中俺のちんこをしゃぶってそうだからなぁ~・・)
レイコ「うふんっ!ありがとっ!!」
「お世辞でも嬉しいわよ!!」
(この子ったら変にお世辞を言うようになった?)
(何か私に隠している事でもあるのかしら?)
二人の思惑は互いに複雑な様相を見せて絡み合っていた。
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