禁断 LOVERS ー出会ってはいけない2人ー 4
ここ2週間位は少し我が家もバタバタしていた
三人家族になったことで家の狭さが浮き彫りに…
今住んでいるマンションを出て隣の市へと
引っ越しをする事になった。
次に住む家は一軒家…
実は俺的にはこの方が学校が近くて良かった。
親父は会社が遠くなったが…
来週の日曜日に引越しする事になった。
そして引越し当日…
キビキビと引越し業者に指示したり
一緒に運んで位置決めをするサヤさんの行動力に
俺も親父もビックリしてた。だけど俺がついつい
見ていたのはサヤさんのたわわな胸と綺麗な曲線の
ヒップライン…目を奪われてばかりだった。
それと同時にこのサヤさんの体を好きなように
抱いている親父にも嫉妬心がメラメラと…
このムラムラモヤモヤした感情のまま無事に
引越し作業は終わった。その夜は近くの探索も
兼ねて、近所のファミレスで食事をとる事にした。
引越し疲れでテンションがあがったのか
3人は柄にも無くカラオケボックスに行く、
サヤさんは勿論の事、カラオケに親父と行くのも
初めてだ。なんだか身内に歌声を聞かれるのは
気恥ずかしいもんだ。
久しぶりに楽しかったのだろう酔っ払いの親父は
なかなか見ることはない、俺とサヤさんで親父を
2人で寝室まで運んだ。新居では親父とサヤさんの
寝室は1階に俺の部屋は2階になった。
親父をベッドに寝かせてふーっと2人とも
大きく息をする。流石に親父は重たかった。
お互い顔を見合わせてクスクスと笑った
リビングの明かりが差し込む暗い寝室で
サキさんが不意に俺の唇にキスをして来た。
俺はドキッとして身体が動かなかった。
多分、顔もだいぶこわばっていたと思う
それはサヤさんも同じだったみたい慌てて
「あ….ごめんなさい、あの…お父さんに似ていて…
つい…私も酔っ払ったみたい…アハハ…」
まだ俺は動けないでいたが勝手に両手がサヤさんの
肩を掴んでいて今度は俺からサヤさんの柔らかい
唇に口づけをした。人生で1番長く…
そして1番ドキドキしたキスを…
グースカ眠る親父の横で…
ごめんな…親父…俺…気持ち抑えられなかった…
また2人の距離が少し近づいた…禁断の愛に…
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