禁断 LOVERS ー出会ってはいけない2人ー 17
前回のユキさんとのシフトの時に
今度は私の家でコハルちゃんと3人で
ご飯でも食べない?と誘いがあった。
これに対しても俺はいつでもオッケーです
と返事をした。
(どうやら声が掛かってるのは
俺だけのようだ…
あの2人は知らないらしい…)
それが今日…明日は日曜日なので少し
遅い時間までお邪魔する事に…
夜の7時にコンビニ近くの電車の駅で
待ち合わせする事に
俺が先に駅に着いていて少ししてからユキさんが…
いつもの無意識エロ格好で迎えに来てくれた。
(エロく見えてるのは俺だけかもしれないけど…)
案内されたのが駅から歩いてそんなに遠くない
アパートの2階だった。「狭いとこだけど、どうぞ」
部屋は1LDKの部屋だった。後でコハルさんが
家に来るとの事だった。緊張する俺の肩に手を
回して座るように言ってくれた。
俺はウーロン茶をユキさんは缶チューハイを飲んで
しばらく談笑してコハルさんを待っていた。
心なしかユキさんの顔がお酒で赤くなっていた。
ユキさんってこんなに楽しそうな顔をするんだと
思ったら俺もなんだか嬉しくなって来た。
(第一印象が大人しくて地味な人だったので…)
ユキさんの缶チューハイは早くも2本目が
空きそうになっていた。
そんな時ユキさんのケータイが鳴った。
どうやらコハルさんから
「…うん、今どこ?あら、来れないの?そっか…
残念ね…うん…わかったわ、ユウキ君には
宜しく伝えとくね。うん…うん…はい、
わかったわ…はーい…はい…」
電話の流れで今夜コハルさんは来れないみたい…
帰り道をコハルさんと一緒に帰るのを
今日のメインとして楽しみにしていた俺は
少し残念だった。
「じゃあ、ご飯にしましょうね
実はね午前中、嬉しすぎてカレーたくさん
作ったのよ~だからたくさん食べてね
コハルも小さい時から好きだったから
多くてもいいかと思ったけど、ユウキくん
コハルも分も食べてね」
お酒のせいかなかなか饒舌に喋ってる。
ユキさんがキッチンに立っているが少し
酔ってるのか体勢を崩した。
俺は慌てて倒れないように後ろから支えた。
「ユキさん、大丈夫??」
「アハハ…ごめんね大丈夫よ、だいじょうぶ…」
俺はカレーの火を止めて一度ユキさんを
テーブルに連れて行く、座るやいなやユキさんは
「ほらユウキくん!今日はコハルが来れないから
君が私のお酒の相手をして!」
「ユキさん、俺は未成年だよ~」
「大丈夫!大丈夫!こんなのジュースなんだから」
「でも…ダメだって…」
「何!?私のお酒が飲めないの??ん~」
俺は渋々缶チューハイをグビグビと飲んだ
(あれ?ジュースみたいで飲みやすい…)
実は俺は初めてお酒を飲んだのであった。
調子に乗った俺は3本ほど飲んでいて
ユキさんはすでに5本くらい飲んでいた。
楽しくて楽しくて2人でゲラゲラ笑っていた
結局ユキさんの作ったカレーではなく
別に作ってくれたおつまみでお
酒を飲んでいた。
思っていた以上に楽しい時間が過ぎていた。
*未成年の飲酒は禁止です。絶対飲まないように!
※元投稿はこちら >>