ある母の回想 5
日は暮れ、列車の窓には自分の顔が映っている。
息子の目元は、自分にそっくりだ。
また、息子のことを考えてしまう。
息子が帰省すると、夫が仕事に行っている昼間は母と息子だけの時間だった。
夫が帰宅するギリギリの時間まで母子はお互いを貪った。
昼間だけでは飽き足らず、夫が入浴中や酒を飲んでテレビを見ながらう
たた寝をしている時、台所の流しにつかまって、後ろから息子を迎えた
。
ある夜、母の方から夫を求めた。
それは、興奮する企みだった。
息子は、夫と営みを持つことについて嫌がってはいなかったが、それでも嫉妬しているようだった。
母は、息子の嫉妬が嬉しかった。
それだけ、母を慕ってくれている。
そして、夫婦の営みを息子に見せてみたいという思いに駆られた。
「今夜、お父さんとするけど、いい?」
「夫婦なんだから当然だろう」
「部屋のドア、ちょっとだけ開けておくからね」
「えっ!」
息子の目が光った。
「後で、ユウちゃんのところに行くから」
母は、息子の勃起を確認するように手を添えた。
夫が少しだけ酔った状態で早めに寝室に誘った。
「なんだ、久しぶりだな。ユウがいるのに大丈夫か?」
「ユウも大人なんだからその辺はわかっているわよ」
母は、わざと怪しい仕草で下着を取り裸になった。
夫に見せながら、息子にも見てもらいたかった。
夫を仰向かせ、入り口のドアを見ると隙間に息子の目があった。
母は、夫の柔らかめの勃起を口に含んで、自分の尻を入り口に向け、女陰に手を沿わせた。
夫が硬くなってきたのを確認すると、母は入り口の方を向いて夫に跨り勃起を女陰に収め、結合部分を息子に見せつけた。
息子は、ドアの隙間から母と目を合わせながら、自分の勃起を突き出していた。
夫は酒の酔いも手伝って果てるのも早く、母が夫の後始末をしている間にイビキをかきはじめた。
母は、裸のまま息子の部屋にやってきた。
息子は、自分のベッドに裸であおむけになり、勃起を天に向けていた。
「おまたせ、やいちゃった? ユウちゃん」
「母さん、僕の顔に跨ってよ」
母の女陰は拭き取った後でも、また溢れていた。
母は、息子の顔に女陰を擦り付けながら、勃起を口に含んだ。
「ああ、すてき、ユウちゃん」
「母さん、父さんよりいいの? 母さん」
その夜は、いつもに増して、母子は燃え上がった。
息子が大学を卒業し就職が決まったので、ご褒美に親子で温泉に行くことになった。
温泉も料理も満喫し、いざ寝ようとすると川の字に布団が延べてある。
父のイビキがうるさいと息子が言ったので、真ん中が母になった。
母は、半ば期待していたが、隣に夫がいることで息子が求めてきても拒否しないといけないと緊張し眠れなかった。
そのうち、息子の足が伸びて、母の生足に触れてくる。
息子の足は母の浴衣の裾をかき分け、内股をなで上げ、下着の手前でまた、降りてゆくことを繰り返した。
母は、もどかしくなり、もっと奥を触れてほしくて足を広げた。
その時、夫が「ユウもこれで一人前になったな。これも母さんのおかげだ。母さんに親孝行しないとなぁ」と感慨深げに話し始めた。
息子は「もちろん、感謝してるよ。いっぱい母さんをいい気持にさせてあげるつもりだよ」とちょっとドキドキするようなことを言う。
夫は「そうだな、よろしく頼むよ」とのんきなことを言っていた。
すると息子が、足の指を下着の縁に沿ってなぞると、母の下着に染みができはじめた。
夫がまだ起きていそうで声も出せず、じっとして身じろぎもできなかった。
そうしている間にようやく、夫は酔いも回ったのか高イビキをかきだした。
そのイビキを合図に、息子は母の布団に足元から潜り込んできた。
母のつま先から舌を這わせ、徐々に内股まで上がってきて、両手は両尻たぶを撫でまわす。
浴衣は、大きく乱れ、帯が腰に巻かれているだけになった。
母の布団は、下半身の方だけが盛り上がって、不自然に上下しているが、夫はイビキをかいて起きる様子もない。
そのうち、息子の舌は内股から下着に達し、下着の上から女陰の形を確かめるように舐め上げる。
同時に両手が母の乳房を包み込み、柔らかく揉み上げる。
じらされた母は、直に舐めてほしくなり、自ら下着を脱ぎ取った。
息子は母の陰唇を口でついばむように押し広げ、潤みに舌を差し入れて舐めはじめた。
母は、声を押し殺すため、掛布団の端を噛みしめた。
母は、息子の執拗な愛撫にこらえきれなくなったが、とても夫の隣で一つにはなれない。
母は、そっと貸し切り露天風呂に息子を誘った。
旅館の廊下を息子の後を歩く母は、内股を潤みが伝わり落ちてきて、下着をつけてこなかったことを思い出した。
露天風呂で裸の母と子は向き合った。
星明かりで母の白い裸体を浮き上がらせた。
見上げると星が瞬き、開放的な気分に浸った。
急に母は、尿意を覚えた。
「オシッコしてくるね」
「母さん、ここでしなよ」
「ユウちゃんに見られるの恥ずかしい」
「僕、母さんの見たいんだ・・・いや、飲ませてよ」
「そんなことさせられないわ」
「母さん、僕のオシッコ飲んでくれたって話してたじゃない、同じだよ」
「それは、ユウちゃん、赤ちゃんの時でしょ」
息子は、洗い場で仰向けになって「さあ、僕の顔をまたいで、飲ませて」
母は、躊躇したが、尿意を抑えきれなくなり、仕方なく息子の顔をまたいだ。
「僕の口につけて」
大きく開けた息子の口を塞ぐように、母は女陰を押し当て、小水をほとばしらさせた。
息子がのどをならしながら小水を飲み、口から溢れさせているのを見て、母は思わず、洗い桶でお湯をかけてしまった。
息子は飛び起きてむせた。
「ユウちゃん、ごめん、やっぱり汚いと思ったの」
母は、謝った。
「おいしかったよ、母さん、また飲ませてね」
「今度は、ユウちゃんの飲んであげる」
母は、息子の優しさに微笑みながら、ひざまずいて天を指している勃起に手を添えて口に含んだ。
息子の小水の激しい勢いは、ひと飲みするのがやっとで、母は口から離して自分の顔に浴びた。
濃い息子の小水は、目に沁みた。
「すごいわ、ユウちゃん、とっても元気、ユウちゃんのもおいしかったわ」
身体を流して、二人でお湯につかって向かい合い、母と息子は一つになった。
湯船の中で激しく動くとお湯が波立って音が大きくなるので、上下するよりお互いの性器を擦り付けるように、自然と動きがゆっくりになる。
物足りなくなると、洗い場に上がり、息子は母を激しく突いた。
寒くなると、また湯船で抱き合って身体を温めた。
「母さんこれからもずっと母さんの面倒を見るよ」
息子は母の顔をじっと見据えて言い、キスをし舌を絡めた。
母はうれしかった。
朝、夫は目覚めたが、母子はいつまでも布団から起きないので、一人で風呂に行っていた。
結局、朝ご飯も食べずに昼近くまで寝ており、夫にあきれられた。
「母さんもユウも、まあ、ゆっくりできてよかったなぁ」
夫はのんきに言っていた。
息子が、就職するとすぐに同じ職場に彼女ができたようだ。
あれよあれよという間に、職場結婚となった。
母は、嫁のためにも母子の異常な関係は絶たないといけないと心に誓った。
しかし、息子は彼女に夢中で、母を求めることもなく、肩透かしされた気がした。
これまで息子に慰められていた身体を母は持て余すようになった。
気がつくと夫も相手にしてくれなくなっていた。
まして今更、自分から夫を求める気もしない。
夫のイビキを理由に、夫婦の寝室から息子の勉強部屋に移った。
息子が使っていた寝具にくるまり、息子の臭いの残る枕を抱いて、母は毎晩、疼く身体を慰めた。
・・・息子が結婚し、母が自らを慰める日々が2年程続いた頃、嫁が妊娠し出産のために実家に帰っている間、母に来て欲しいと息子から電話があった。
母はまた、息子との二人だけの時間ができると天にも昇るような気がして、下半身が疼いた。
それと同時に、もうあの関係を持ってはいけないのだという自分もいた。
どちらの気持ちにも嘘はなく、自分の中で整理のつかないまま列車に乗った。
もうすぐ駅に到着する。
駅には息子が迎えに来ている。
どんな顔をして息子に話しかけよう。
下半身が疼き、濡れてくるのをどうしようもなかった。
ああ・・・(完)
(この続きは、あとしばらくお待ちください)
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