佳代の背中を洗う源治の手は特に厭らしくはなかった。
「お尻も洗っていいか?」
少し間を置いて佳代が言った。
『どうぞ』
「そうか、駄目って言われるかと思った。なら洗うか」「おぉ~実に柔らかい尻だ。形も最高なのに子供が出来ないのは何故だろう佳代さん?」
『お尻で分かるんですか?』
「丸くて大きい尻。修とは子作りしてるのかね?」
源治の手が内腿を洗い始めた瞬間、佳代の尻がキュッ。
『お義父さん、それ以上上は駄目ですよ』
「そうか、駄目か大事な所だしな」
そう言いながら笑った。
『あとは自分で洗います。お義父さんはお湯に浸かって下さい』
「あぁわかったよ」
『こっちを見ないで下さいね』
佳代は椅子に座り、体の前部を洗い始めた。見るなと言われれば見たくなる。源治の目が横を向く。体の前部を洗うのを見られるのは恥ずかしいし。しかし佳代には分かっていた。洗う様子を見ない源治だとは思っていなかった。
「お義父さん?あっちを向いて下さい」
「あっ、佳代さんには後ろにも目があるようだな。」
(こんないい体の女が、目の前で裸で居るのに、こいつは全く反応しない。あぁ情けない)
『お義父さん?お義父さん?』
「あっ!なんだ!」
『どうしたんですか?しょんぼりしちゃって』
「しょんぼりしてんのは、こいつだよ」
源治は湯の中でふわふわした息子を見ながら言っていた。
『えっ?私は先に出ますからね』
その夜、ベッドに入った佳代だったが、眠ろうと思えば思うほど体が疼く。あの時、風呂で見ないで下さいね。とは言ったものの、見られてるのは承知で体の前部を洗っていたのだ。 胸にソープを付けて洗い始めた時、乳首が膨れているのに気付いた。そして立ち上がり下腹部へ手を下ろし、脚を少し開き鼠径部へ手を伸ばした。ヌルヌルした分泌物が指に絡み付いた。シャワーを出しソコを洗った。その時わずかだが尻を左右に振ってしまった。それは無意識に源治に見せ付けるような仕草をしてしまったのだ。
(あぁ~したい。おまんこが疼いてる。駄目下にお義父さんが・・でももう眠ってるはず。我慢出来ない。あぁ~凄いこんなに濡れてる。)
佳代は布団の中で脚を開いた。下着の中へ手を潜らせていた。
「あぁ~うぅーん気持ちいい~」
激しかった。腰が浮き、体がくねった。ちょうどその頃源治はトイレから部屋に戻り、布団に潜ろうとしていた時だった。
(はて?二階が?もしや・・)
部屋から二階へと足を忍ばせた。佳代の寝室の扉に耳をそっと当てる。かすかに聞こえた。扉をほんの少し開けた。65歳の心臓が発作を起こす程に高鳴り呼吸が乱れた。薄明かりの下で、左右の脚の膝が天井を指すように折れ曲がっていた。上半身は布団で隠れ、下半身が露出していた。鼠径部には手が添えられている。悩ましい声が布団の中から燻るように漏れていた。
(仕方あるまい。修が居ない今は自分で慰めるしかあるまい。まだ若い体は耐えられんのだろう。)
源治はそっと扉を閉め、静に下へ降りて行った。
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