俺は会う前日に買い物をした。その翌日芽衣が来た。いつもの様に駅まで迎えに行った。芽衣の感じが少しいつもと違い、元気がない感じだった。あえて車の中では聞かず家に着いた。部屋に入り初めて聞いた。「どうした?元気がないな?」「あっ!?うん…ちょっとね」「ママと喧嘩したのか?」「ううん…違うよ」「じゃあ何だ?話してみ?」と言うと、芽衣は少し間を置いてから話し始めた。「一昨日ね…友達とそのママさんと原宿行ったの」「そうなんだ…で?どうした?」「友達とママさんがトイレに行ってる時にね、芸能事務所のスカウトマンって言う人にねスカウトされたの」「マジかっ!?それで?」「芸能人にならないか?って聞かれて…」「で?何て言ったの?」「とりあえず断ったんだけど、無理にとは言わないからもし興味沸いたらって名刺渡されたの…」「そうなんだ…それで悩んでるのか?」「…うん」「ママにその事は?」「…言ってない」「そっか」「私…ちょっと芸能人に興味あるかも…パパはどう思う?」と芽衣は聞いた。
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