あれから3年がたったある日、嫁子の提案で妹夫婦と
温泉旅行に行くことになった。妹夫婦の娘は2歳になるが、
小学4年の我が家の男の子と一緒に嫁の実家に預けることにした。
ややこしいが、妹夫婦の子供の生物学的な父親は俺だ。
妹に似て目がパッチリとして、将来は美人になると思う。
妹は時々我が家にも遊びに来るが、あの日以来
俺は妹に触れていない。
という訳で今回の旅行はイケナイコトだと思いながらも、
俺は内心何かオモシロイコトが起こるのではないかと
かなり期待を抱いていた。
そこは辺鄙な谷間にある古い建物の温泉旅館だった。
部屋数も5部屋しかなく、老夫婦とその子供夫婦が従業員の
全てという小さな旅館だったが露天風呂があり、しかも
紅葉の美しい季節だというのにお客は俺たち4人だけだった。
嫁子が友人から聞いて見つけたその旅館の隣は食堂で、
旅館業だけでは食べていけないのか、同じ家族が経営している
のだった。
さて3時過ぎに俺たち4人は俺の運転する車で旅館に着いたのだが、
早速混浴の露天風呂に入ることにした。俺と嫁子と妹は、ある意味垣根が
取れているのだが、妹の旦那はかなり緊張しているようだった。
先に嫁子と妹に風呂に入ってもらい、後から俺と妹の旦那が入る
ことにした。
妹の名は由美、旦那の名は謙二という。
露天風呂に行くと嫁子と由美はキャッキャ、キャッキャと
笑いながら何やら話していた。仲の良い姉妹だ。
俺は自然と由美の胸に目をやった。
手とタオルで隠したつもりの胸の辺りから片方の乳首が少し見えている。
ピンクだ! 普通妊娠で乳首は黒くなるのに、
由美の乳首はもともとのきれいなピンク色なのだ。
嫁子の時は今はだいぶ戻ったが、
出産当時はもっと黒々としていた。
下半身が反応するのを感じて、俺は慌てて湯の中に入った。
それから少しして謙二君が入ってきた。
由美に
「さっきお母さんから電話があったよ、今温泉に入っている
と言ったら、後で由美ちゃんから電話してだって。」
何だろうと由美が風呂から出て行った。
戻ってきた時は由美は普段着に着替えていた。
子供が高い熱を出しているらしい。
近くの小児科に連れていったが、熱が下がらないとのことだった。
由美は心配だから今から電車で帰るという。
幼子は良く熱を出すものだが、やはり母親は心配するものである。
駅まで車で片道1時間かかる。嫁子が俺に由美を送って欲しいというので、
俺は電車の時刻をスマホで確認して由美を乗せて駅へと向かった。
由美は自分から助手席に座ってきた。
車の 中で由美と俺は色々なことを話したが、
由美が自分の家にも遊びに来て欲しいと言った。
さらに子供がもう一人欲しいという。
俺は運転中に頭に血が登ってしまい、何度も落ち着けと
心の中で叫んだ。口の渇きを感じながら、
俺でよければいつでも力を貸すよと言ったのだった。
由美の言葉を反芻してにやけながら旅館に帰ると8時を過ぎていた。
俺たち夫婦の部屋に入ると、テーブルの上に一人ぶんの
食事が残されているが嫁子がいない。
妹夫婦の部屋に行くとただならぬ気配が中からしてきた。
嫁子の喘ぎ声だと分かって愕然とする俺。
心の準備が出来てなかった。
そうだ、そうだよ、今夜は4人で楽しむ予定だったのだ。
俺が由美を抱いて、謙二君が嫁子を抱けない理由はない。
あれは謙二君が嫁子を抱いているに違いない。
俺は自分の部屋に帰り、冷蔵庫のビールをがぶ飲みしながら、
食事を掻き込んだ。酒の弱さと運転の疲れでいつか俺は眠ってしまっていた。
2時間ほどして目が覚めた俺は、忍び足で嫁子のいる部屋に向かった。
音を立てぬように入り口の木戸を開ける。幸い鍵をしていない。
襖の奥から嫁子の喘ぎ声がする。2時間以上経ってもまだ止まぬのか。
襖に耳を当てると喘ぎ声に混じり、肉が肉を打つ音と伴に
グチュグチュと湿った音がする。
俺は音を立てぬように少しずつ襖を開け、中を覗き込んだ。
最初は真っ暗で何も見えなかったが、暗闇に目が慣れてくると、
嫁子を背部から打ち付ける謙二君の背中が見えてきた。
謙二君も相当に喘いでいる。
2時間以上も繋がっているに違いない。
俺は自分のペニスをしごきながら
固唾を飲んで二人を見つめていた。
ーーーーー
やがて嫁子の
「謙二君ーーいい、いいよ」
という声が聞こえてきた。
クライマックスが近づいていた。
謙二君も
「本当ですか、僕も最高です、Y子さん
ああ、Y子さん、Y子さん、いく、いくよーああっ!!」
謙二君の動きが小刻みに震えながらかたまった。
謙二君が俺の妻に射精している。
俺はその前に自分の手で射精してしまっていた。
崩れ落ちるように謙二君が嫁子の脇に倒れると、
嫁子が「すごい謙二君、3回目だよ、まだこんなに出るんだね」
暗闇の中で嫁子が自分の股間に手をやるのがわかった。
「すごーい、いっぱい出てるー」
な、なま、生だって?!
俺とする時は必ずゴムを着けさせる嫁子が、謙二君と生でしている。
頭に血が登った俺は冷静に考えられない。
後でわかったことは、謙二君は無精子症なのでゴムを着ける必要がない。
だが、俺は種馬並の精子なので、たとえ夫でもゴムを着ける必要がある。
この不条理な真理を俺は嫁子に後で言われるまで思いつかなかった。
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