第39話
明日香は二人がその後何が起こっていたのか覚えていない
ただただ呆然と暗闇の中、戸の内側を見つめていた
同じ名前の他人であって欲しいと何度も心の中でつぶやくことも虚しく、男は一言だけ押入れの中にも届く声で「拭いとけよ」と言い放ち、明日香の部屋を出て行った
その声は、自分の身体を隅々まで愛してくれる唇から発するものと同じもの
震えが止まらなかった
あきちゃん・・ママ・・なんで・・
自然と涙がこぼれ出す
あすかだけ・・じゃなかったの・・
泣きながらうずくまっていると、ドスドスと階段を登る足音が近づき、部屋に入ってくる
明日香は小さな身体を震わせる
戸の外側の母は、窓を開け、何かを拭いたり、スプレーを吹きかけたりしている
何を拭き取ってるの・・
何の匂いを消してるの・・
ママから・・ママからのもの?・・それとも、あきちゃんの?・・
やだ、あきちゃんのはあすかのだもん・・
沸々と悲しみとは違う感情が芽生えてくる
あすかの・・・あすかの・・・
渡すもんか・・渡すもんか・・・
心臓が高鳴る
顔が熱くなる
ママのじゃない・・あすかのもの・・
襖に手をかける
腕に力が入る
開けよう・・そしてママを・・
指先が震える
ママを・・ママを・・どうするの?
不意に力が抜け落ちた
汗がアゴから床に垂れ落ちる
襖の向こうから、ドアが閉まる音がし、ドスドスと重い足音が階段の下に向かっていく
はぁ・・はぁ・・
静かに襖を開け、部屋に転がりだす
消臭剤の香りが、男と女の匂いと混じりあい、淫猥な空気となって明日香にまとわりつく
・・分からないと思ってんのかな
・・あすかは分かるよ、この匂い
ベットに転がるとうっすらと湿り気を感じた
・・ここで、あきちゃんがママと
・・ママもあんなにいやらしい言葉を
・・いつからなんだろう
・・姉弟で
・・昔から?
・・イジメられてるみたい
・・言わされてたの?
・・ううん、ママ喜んでた
・・あきちゃんにイジメられて喜んでた
・・そういえば、あすかにもHな言葉を言わせる
・・あすかも喜んでる
・・同じ?
・・あすかもママと同じ?
枕に頬を押し付けながら、左手をブラウスの中に入れ、肌着の上から突起した部分を摘む
あっんっ・・いっ、つっ
強く、搾るように、自らいたぶった
いっ、いたっ、んっ、いっ
秋雄に乳首を強く引っ張られながら、四つん這いで太ももに体液を垂らしている母の姿を頭に描いていた
いっ、うっうんっ、いっ、やっ・・
スカートを捲り上げ、もう一方の手をショーツの上にあてる
ぐっしょりと濡れ、布が肉襞に張り付き、あすかそのものが見えるくらい透けていた
あっ、んっ、んっ、んっ、あっ・・
溝に沿って上下にスライドする指がどんどん早くなり、乳首を摘む指にも力が入っていく
頭の中の母がヨダレを垂らしながら苦悶の表情を浮かべている
もっとしてください、もっとイジメてくださいと大声で叫びながら
明日香は下着を脱ぎ、膝を立てた
大人の女のように、いやらしく体液を流し赤く腫れた自らの股間をドアに向かって広げる
そして、滴るほどに濡れた小さなショーツを裏返し、体液で最も汚れた場所を見つめ、鼻にあてる
あっ、ああっ、あ、あすかの匂い、やらしい、やらしい匂い、ああっ
その匂いを感じながら、ショーツを口の中に詰め込んだ
苦しくなるほど奥まで詰め込んだ
そのまま手を股間にあて、いつでも受け入れる準備ができている肉穴を一気に、揃えた中指と薬指で貫いた
んぐぅっ!、ぐっんっ!、んふっぅうっ!
下着を咥えさせら四つん這いになった素っ裸の母が秋雄に後ろから犯されている
両方の乳首をありえないほど引っ張られた母は、それでもなお歓喜の声をあげる
虐げられた言葉で責められながら、秋雄の硬く太く長いもので、体内を掻き回されている
んぐっ!、んぐっ!、んぐっ!、んぐっ!
責められ、絶頂を迎えようとする母の顔は次第に幼くなってくる
あきちゃん、あきちゃんと口元から見っともなく唾液を垂らしながら幼くなってくる
いつしかその顔は、明日香自身の顔に変わり、明日香もまた、もっと犯してくださいと懇願している
んぐぅぅ、んぐっぅっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、んぐぅぅぅっっっぅっ!
二本の指で身体を吊り上げるくらい強く引き、頭の中では、幼い子宮を精液で溢れさせながら、明日香は果てた
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