「お兄ちゃん凄いね…あんな怖い人達相手に堂々と…」「いや…内心ビビってたし…ほらっ震えが」と言い笑った。その後夏希のアパートの大家の所に行き今月いっぱいで契約を解除した。帰り際「お兄ちゃんにいっぱい迷惑掛けちゃったね」「だから迷惑じゃねぇつうのっ」と言って夏希の頭を小突くと「お兄ちゃんありがとう」と言った。そこで俺は合い鍵と住所を書いた紙を渡し「昼間荷物持って来な」と言って「じゃぁな」と言って別れた。仕事が終わりマンションに帰る度、夏希の荷物が増えていった。そしてアパート最後の日曜日に、軽トラを借りて来て仕事場の後輩と一緒に家電をリサイクル店に売りに行った。その日から夏希と一緒に住み始めた。夏希が仕事を辞めた一週間後に、その繁華街で一斉摘発があったとニュースを見て知った。「危なかったなぁ」「ホントだね」と言って胸をなで下ろした。2人で暮らし始めると生活も変わり、俺は夏希にムラムラした。そしてそのムラムラが遂に爆発してしまった。
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