汗を流す為風呂へ向かう。
「あれ?真理、歩き方おかしくねぇか?」
「まだ何か挟まってる感じ…上手く脚が閉じなくて…」
「そっか~男には分からんな」
(ナニかが挟まった感じか…)
話には聞いた事あるが、まさか目の当たりにするとは思ってもみなかった。
まぁ、真理の初めてが済んだ。
これからは美奈をどうするか?だ。
湯船に浸かる真理に
「いやらしいモノを見せてあげるよ」
と伝え、美奈の背後に回る。
耳元でしゃがむ様に囁く。
そのしゃがんだ美奈の膝を持ち上げ、親が子供に用をさせる形をとる。
剥き出しの蜜壷を真理に向け
「下腹に力を入れ、中に出したモノを出してごらん」
スッと息を吸い込み、腹に力を入れると、蜜壷の中が隆起して中に出された欲望の塊を吐き出す。
「うわ~エッロ~。ねぇねぇ、今のって…精子…だよね…中出しってヤツ?」
「そうだよ。真理には出来ないけどね」
「何で?」
「何で?って、親戚同士だからね」
少し悲しそうな顔をする真理。
だが、これは仕方がない。
真理と性行為に及ぶだけでも危険なのに、これ以上のリスクは負えない。
「そっか…でもお兄ちゃんとエッチしたいな…」
「ありがと。その気持ち、嬉しいよ」
流石に程々にしておかないと。
(やるにしても、ちゃんと着けないとな)
そんな話をしている傍らに、自らの秘部をシャワーで流す美奈。
ただ、表情がおかしい。
「ん?美奈?何してんだ?」
その声にハッとした美奈。
「ごめんなさい。つい…」
「つい…どうした?」
「つい気持ち良くなってました」
「どういう事?俺や真理に分かる様に説明してごらん」
「意地悪…あ、あの…オマンコにシャワーを当てて、クリトリスを触っていました」
「へぇ~。そうなんだ。美奈さんて変態なの?」
「はい。真理さんの仰る通りです。私は…雅彦さんに辱しめを受け、喜んでいるドスケベ女です」
「ねぇお兄ちゃん?辱しめって?」
例の映画へ行った時の話を真理に話す。
目を輝かせ、興味有り気に聞き入る真理。
(もしかすると…?)
「ねぇ美奈さん、どうしたら気持ち良くなるか教えて欲しいな~」
「はい」
美奈のレクチャーなのか、単なる自慰なのか分からないが、徐に蜜壷を弄り始める。
胸を揉み、乳首を摘みあげ、溢れる淫蜜を指で掬い上げ、陰核を擦りあげる。
気分が高まってきたのか、吐息はいつしか喘ぎに変わっていた。
自らの指を駆使し、絶頂へと向かっている。
「なぁ美奈。中と外だとどっちがイイんだ?」
「ぁあぁ…どっちも気持ちイイです」
「それじゃ、先ずはクリで逝ってごらん」
左手でラビアを開き、右手で陰核を擦る。
頭を反らせ、腰が浮いている。
(そろそろか?)
「良く見ておくんだよ」
真理に耳打ち。
程無くして、腰をヒクつかせながら逝った。
同時に、蜜壷から噴水を噴き上げていた。
「今度は、真理に気持ち良くしてもらいなよ」
「えぇ?あたしが?」
「習うより慣れろ…だよ」
湯船から出た真理は、美奈の傍らに座る。
今度はレクチャーだ。
真理の細い中指が、いやらしく濡れた美奈の蜜壷に飲み込まれて行く。
ゆっくり奥まで抜き差しさせる。
同時に乳首を舐めて欲しいと呟く。
「うわっ!なんかキュッてなった!」
「気持ち良くて締め付けてんだよ。もっとして欲しいって」
「そうなんだ~」
嬉しそうに抜き差しを繰り返す。
「次は二本で…」
美奈が言う。
一旦指を抜く真理が、どの二本か迷っている。
俺はジェスチャーで、中指と薬指で…と教える。
ヌチャッと湿り気を帯びた音がする。と、同時に美奈の口からも喜びの声が漏れる。
「あぁ~真理さん。とっても気持ちイイです」
「美奈さん、気持ち良くなってくれてる?」
「ええ。とっても…ただ…」
貪欲になった美奈は、奥から引き抜く際に指を少し曲げて欲しいと訴える。
「真理さん止めて。そこ…ザラザラしてるトコを擦って下さい」
「ここ?」
言われるがまま指腹で擦る真理。
ギアが一段上がった様に、叫びに近い声で喘ぎ続ける美奈。
「あ、あ、あっ!あぁー!」
腰を突き上げ、最後の叫びを上げ大量に潮を噴き上げ逝き果てた。
「どうだ?勉強になったか?」
「………」
「ん?真理?どうした?」
「あっ…なんか凄いな~って」
「今度、美奈に触って貰えば?」
「やだ!お兄ちゃんがイイ!」
笑いながら真理の頭を撫でていると
「あぁ…私ばかり逝ってしまって……あっ…」
美奈は、目の前で垂直に勃ったモノを見てハッとしていた。
「美奈…コレが気になるか?」
「はい。すみません」
「そっか…じゃあ舐めてもらおっかな~。と、その前に…気が付けばまた敬語で話してんじゃん?それ止めようよ」
SMの世界の事は詳しくないから上手く説明出来ないが、奴隷にすると云った感情は俺にはない。
二人の関係に上も下もなく、S気のある俺と、M気のある美奈が非日常の興奮(快楽)を楽しむ。
あくまでも日常の延長で良くない?
自分の気持ちを素直に話した。
美奈が俺の話をどこまで理解出来たかは分からない。
上手く伝わっていないかも知れない。
ただ、初めてのデートの日のあの感じがイイ、と美奈も言っている。
「それじゃ~こっから敬語禁止な!?」
「は…うん。分かった」
二人の会話を、キョトンと見ている真理を尻目に、熱い口付けを交わす。
「わ~お兄ちゃんのおチンチン…ビクビクしてる。なんかエッチだね」
「興奮するとこうなんの」
「ねぇ…真理ちゃん?雅君の…お兄ちゃんのおチンチン気持ち良くしてあげよっか!」
「うん!でも…美奈さんみたく出来ないよ…」
「大丈夫!先ずは見てて」
そう言ってしゃがむと、熱く硬くなったモノを掴み、先端部にキスをした。
そこから陰茎全体に唇が這い回る。
唇、そして舌を使った愛撫が続く。
赤黒く光るモノが、愛撫により湿りを帯び一層妖しい光を放つ。
真理へ目で合図を送り交代。
美奈の指導の元、口淫にも慣れてきた様だ。
(さっきはあんなに拙い感じだったのに…!)
竿の付根に手を置き、頬を窄めて口全体で扱きあげてきた。
「凄いよ真理ちゃん。雅君の顔見て。とっても気持ち良さそ~」
「真理。気持ちイイよ」
ニコッと微笑み、少しストロークの速度が上がった気がする。
「ダメだ!逝きそう!で、出るぞ」
ズビュビュ…ズビュ…ビュ!
目をパチクリする真理。
口内に溜まる種汁をどうしたら良いか分からず、フゴフゴと美奈に救いを求める。
「真理ちゃん。そのままゆ~っくり飲んでみよ?」
真理頷き、そして喉を鳴らす。
余韻に浸る真理に
「飲むの嫌じゃなかった?」
「分かんない…こんなの初めてだし。でも…お兄ちゃんのだったらイイかな~って」
ポツンと蚊帳の外。
「先に上がるわ。ごゆっくり~」
キャッキャ笑い声が木霊する。
(何だよ、まるで姉妹みたいだな)
タオルで髪を乾かしながらビールを飲む。
時計を見ると、深夜1時。
濃密な時間だったのに、そんなに時間は経っていない。
(そんなに遅くないな。明日も仕事だし、二人が
出てきたら先に寝るか…)
ビールを片手に待っているが、一向に出てくる気配がない。
2本目を開けたところで、俺の携帯に着信が…
「はいよ~どうした?」
「すまん。何度か美奈の携帯には電話したんだが出なくてな。今日も帰れそうにないんだ。それと…それと、明日は朝一でバンコクに飛ばないといけなくてな。いつ戻れるかも…」
「そうか…忙しいのは結構だけどよ、あんま無理すんなよ?!自分一人の体じゃないんだし。美奈さんには俺から話しとくよ」
今日も帰らず、明日から海外…で、帰国は不明。
真理も明日は帰る。
また美奈と二人の生活になる。
(この事を真理に話したら…喜んで泊まりに来るんだろうな~。いや、先ずは美奈とゆっくり楽しまないと)
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