仕事の疲れを引摺り家に帰る。
(流石に飲みに行く元気もねぇや…)
いつもであれば美奈が出迎えるが、今日はそれがない事が気になったが
(風呂でも入ってんのか?)
と、気にも止めずソファーに体を投げ出す。
静かな家の中。
バスルームから水の音が微かに聞こえてくる。
そのままスーッと眠りについた。
「あれ?寝てたわ…」
時計を見ると、帰宅から20分程。
水の音は未だ聞こえている。
冷蔵庫からビールを取り、ソファーに座り直す。
バスルームからの音が鳴り止み、声が聞こえる。
「真理ちゃん、良かったわ」
「美奈さんも。イッパイ出たね」
美奈、そして真理が二人で風呂に入っていた様だ。
リビングに入ると俺が居る。
一瞬ハッとした二人だったが、二人はお互いに顔を見合せ、クスッと笑う。
「雅君お帰り。お仕事お疲れ様」
「お兄ちゃんお疲れ~」
「あぁ、ただいま。二人で風呂か?」
「うん。夕立にあってびしょ濡れだったから…」
「ふ~ん…」
それ以上でもそれ以下でもない。
それよりも、二人がいつからこう言った関係になったのか?が気になる。
気のない返事をする俺に真理が
「お兄ちゃん?今日は何月何日?」
「はぁ?今日?」
「そ、今日!」
「今日って2月2日だろ?」
「ヘヘヘッ正解!」
こんな会話の中、気付けば部屋着に着替えている美奈
「真理ちゃんも!折角温まったんだから、着替えておいで。雅君は…お風呂で温まってきて。すぐに晩ご飯にするから」
呆気に取られながら風呂場へ向かう。
湯船に浸かり、疲れを癒す。
(これが温泉だったらな…)
フッと笑いが込み上げる。
風呂を上がり食卓へ。
いつもとは違う雰囲気に違和感を感じる。
二人でシンクに向かい、ヒソヒソと話している。
「なぁ、どうした?」
と、言うや否や、破裂音とテープが視界に飛び込む。
「HAPPY BIRTHDAY!」
呆気に取られる俺に
「お兄ちゃん今日誕生日でしょ!」
「雅君?まさか…忘れてた?」
「あぁ~そうだな」
世の男性諸兄はどうだろう?
みな自分の誕生日は覚えていても、お祝い迄は期待しているのか?
子供の頃は楽しみにしていたが、思春期を迎える頃から、イベント事に恥ずかしさを感じる様になっていた。
「やっぱり…ね?言った通りでしょ?」
「ホント!美奈さんの言ってた通り!」
「何だよ、賭けでもしてたのか?」
「違うよ~あたしが美奈さんにね、お兄ちゃんの誕生日の事を話したら、そういうの嫌がるんじゃない?って」
図星を突かれ、返す言葉がない俺を見て、二人で笑っている。
(こんなところなら全然OKじゃん)
食卓に並ぶ料理はいつもと変わらない。
「ゴメンね~どうしたら良いか分からなかったから、いつもと代わり映えしなくて」
「いや、この方が良いよ。いつもと同じで」
「お兄ちゃん分かってないな~いつもと同じ様で同じじゃないんだな~」
いつもより一品多く、なかなか手に入らない酒が出される。
俺の好みを理解した上での、細やかな晩餐。
(贅沢な気持ちだ。美奈、真理ありがとう)
晩餐も終わり、ソファーで寛いでいる。
洗い物をする美奈の後ろ姿をソワソワしながらも見ている真理。ふーっと息つく美奈。
「雅君。これ…」
「あたしも~」
二人からプレゼントを受け取る。
「え?俺に?」
「そうだよ。誕生日プレゼント」
と、声を揃える。
二人に貰った物を見ると、俺の趣味を知っての贈り物である。
「それと…」
振り返ると、首に大きなリボンを着け、深紅のビスチェに同色のTバックを身に付けた美奈と、同じく大きなリボンを着け、ピンクのベビードールに同色のショーツ姿の真理が立っている。
【プレゼントは私】
と言ったところか。
俺が何かを言う前に隣に座り、頬にキスをする。
そしてそのまま唇へと移る。
舌を絡め、吸い付く。
と、同時に右手が股間へと伸びる。
お返しとばかりに美奈の下着に手を伸ばすと、固いものが手に触れる。
ん?と美奈の背後に視線を向けると、真理が背後から美奈の内股からヒップを撫で回していた。
「あん…真理ちゃん…気持ちイイよ」
「美奈さん、ここがイイんでしょ?」
その言葉通り、美奈の体が小刻みに震える。
(そういう関係なのか…)
「ねぇ…お兄ちゃん?勃ってきた?」
「美奈に聞いてみな」
「ねぇねぇ…美奈さんどぉ?」
真理の問い掛けに答える事なく、手際よくベルトを外し、ジーンズとパンツを一気に下ろす。
「まだ…かな…」
ポツリと呟く美奈。
舌舐めずりをして咥え込む。
ングッ…ングッ…ジュボッ…ジュボッ…
厭らしい音を立て吸い上げる。
「お兄ちゃん、こっちは準備OKだよ(笑)」
(何が準備OKなんだ?)
「もう!真理ちゃん!恥ずかしいでしょ」
と、言うと立ち上り、こちらにプリッとした尻を向けTバックをずらし
「雅君…きて…」
と誘う。
美奈の淫裂に硬く滾ったモノを押し当てると、美奈自らその奥へ招き入れる。
「ん…あぁ~…イイ…」
「美奈さん…プレゼントなんだから、感じちゃダメだよ~」
「そ、そんな…の…無理だって…」
「そうか…プレゼントなんだな?それじゃ…」
美奈の腰を掴み、入口から奥へと抽送を繰り返す。
奥からは淫蜜が溢れてくる。
指を甘噛みし、声を圧し殺す。
「最高のプレゼントだよ。美奈」
「ぁあぁん…嬉しい…」
「たくさん可愛がってあげるよ」
首すじにキスをする。
「真理もこっち来て寝てごらん」
ソファーに真理を寝かせる。
その隣で美奈を背後から貫く。
真理に目をやると、モゾモゾと腰を捩っている。
「真理はどう成ってる?」
「意地悪!」
「ま、真理ちゃん…雅君に…さ、触ってもらったら?」
自ら下着を脱ぎ、脚をM字に開く。
固く閉ざされたピンクの淫裂は、既に濡れ光っていた。
その一本の筋に指を這わせると、ビクッと仰け反る。
それを見た美奈が
「あぁ~真理ちゃんの可愛い蕾を舐めさせて?」
と言い真理の可愛い蕾にしゃぶり付く。
キャンと跳ね、内股を震わせる真理。
「次は真理の番だ。美奈に充分に濡らしてもらいな」
うん。と頷き美奈に甘える。
「あぁ、美味しい…真理ちゃんの美味しい……ま、雅君も…美味しいお汁…沢山出して!」
「あぁ…たっぷりお返しするよ」
抽送のリズムが早くなる。
美奈の喘ぎも激しさを増す。
「ぁあ、あっ!ダメ!イッちゃう!」
膝も腰もガクガクさせている。
その場に跪き
「真理ちゃんに…」
と、パチンと手を合わせた。
美奈の淫裂から陰茎を引き抜く。
ぽっかりと開いた膣口からは、美奈の蜜と俺の精子が流れ出る。
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