その日の昼休み、俺は弁当を食べ終えると机に突っ伏していた。
やはり姉ちゃんの部屋でタップリ出した翌朝は疲れていてとても眠い。だが、オスの生存本能ってやつでそんな疲れている時ほど無意識であるにもかかわらず勃起するものだ。俺は勃起を自覚しつつも、今日の姉ちゃんのことなど考えるのも面倒なくらいの睡魔に襲われていた。
「おい、雄介…起きろよ…」
俺は友達に突然起こされた。机に顔を付けたまま友達の方を向くと、そいつは『これ見ろよ』と言いながらスマホを俺に見せてきた。
「んん…何だよ…もう…せっかくいい感じで寝…んっ!?えっ!?ちょっ…ちょっと…」
友達が俺に見せたのは動画だったのだが、俺わ思わず2度見した。瞳孔が収縮したのだろうか、視覚効果のようにその映像がバーンと目に飛び込んでくるように感じた。それくらい衝撃的な映像だった。
それは、主に素人が自撮りやパートナーの卑猥な姿を投稿できる、あるアダルトサイトの映像で、そこではモロはすぐに削除されるのだが、タイムラグでたまたま見れたバリバリ削除対象に引っかかる物凄いシロモノだった…。と、同時に、身に覚えのある俺はドキドキを通り越して激しく身震いするのだった。
その映像を要約すると、それは電車内での女の子による自撮りで、スカート内を真下から撮った股間が映っていた。しかも女の子はパンツを穿いていない…。おそらくスマホか何らかのカメラを入れた自分のカバンを跨いだ状態なのだろう。マンコが丸見えでしかもパイパン…そしてさらに…そのパイパンのワレメの上に黒の太字で『肉便器』と書いてあった…。
また、真下から見るスカートのプリーツの感じは制服にしか見えず、脚や肌の感じからもどう考えても女子高生っぽい…。俺は真っ先に姉ちゃんが頭に浮かんだ。
あの時、駅のトイレで姉ちゃんは自分の欲望を満たすべくパンツを穿かず、自ら下腹部にマジックで肉便器と書き、車内でマンコをセルフ撮影…そして、晒したのだろうか?俺の中での姉ちゃんのイメージが崩れていく…ここまでスゴイとは…もうどうしようもない変態ではないか…。
「すばらしい…たまんねえよ友里…」
100%姉ちゃんである確証はないが、多分あれは姉ちゃん以外ありえないと俺は思った。いや…正確には、間違いなく姉ちゃんであってほしいと強く望んでいた…。
そして、我慢できない俺はトイレで抜こうと個室に入り、自分のスマホでサイトにアクセスしたが、その動画はタッチの差で削除されていたのだった。
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