週明けの月曜日、早速 材料の手配をした。
網と壁紙は、直接 現場に日時指定で、送って欲しい事、など もろもろ。
夜、弘美さんの ご主人に、
来週の月曜日から 取り掛かる事。
日時指定で、現地着で、発送してもらう ので、先方に住所を教えたい事。等々。
ご主人に了解をもらい、同じ内容で 弘美さんにも電話をした。
あえて、事務的な やり取りで電話をきった。
冷蔵庫にビールを取りに行くと、お袋に呼ばれた。
「トシエ~の、お願い事。どぉするの?」
「あんたも、何かと世話んなったんだから、出来る範囲で、協力してあげてよ」
俺
「そうだね、来月~厚木の現場もあるしね。」
「電話しとくよ。」
ビールを飲みながら、トシエに電話をした。
俺
「お袋、OKでたよ」
「弘美さん夫婦にも、月曜日~の工事で、電話したから」
「請求書 まとめなきゃなんないから、詳しい事は またあとで」
「日曜の午後イチの仕事が終わったら行くから、そっちに着くのは 夕方になると思う」
トシエ
「わかった。お姉さんに電話するね」
「また、ね」
仕事の備品や道具の他にも、仕入れたいモノが あった。
水曜だったか、木曜だかの夜に、アダルトショップにいた。
バイブや何かのコーナーを物色してまわった。
飛びっこ。
振動機能付きのぺニスバンド。
両方に亀頭がついていて、U字の形に グニャッと曲がるヤツ。
を、仕入れた。
何度も何度も、妄想が妄想を 上書きした。
日曜日。
助手席には 着替え や グッズを入れた大きめのバッグ2つ。
後部座席と荷室には、有りったけの道具を積んだ。
お袋には、
「じゃ、しばらくは、トシエおばさんの所だから」
と言って ウチをでた。
午後イチの仕事を終え、トシエのウチに着いたのは 5時を回っていた。
弘美さん夫婦には、
「明日から、お願いします。8時30分に伺います」
と、それぞれに、車中から伝えておいた。
バッグ2つと、頻度の少ない道具を運び込んでる間に、トシエは夕食の準備をしていた。
着いた時には、目を瞑っていた おじさんも、テーブルについていた。
トシエが準備をしてる間に おじさんに携帯で
(中野さんのウチの工事、終わったら すぐに厚木の現場が始まる、ので、しばらくお世話になります)
と、いった内容の画面を見せて、挨拶をした。
おじさん
「あぁ、どぉぞどぉぞ。遠慮は要りませんから」
「トシエの話相手になってあげて下さい」
おじさん には、例のグラス。
俺には
「亮君、いつもは これなんでしょ?」
と言いながら、ビンの黒ラベル を持ってきた。
家飲みの ビールの基本は、大概 これ だった。が、トシエに話した事は無かった様な?
俺の席は、トシエの対面で決定の様だ。
茶碗や箸も、以前の お客様用では無く、専用の物を買った様だ。
おじさんは、夜は ご飯(米粒)は食べない。
おかず を肴に、ハーフフィンガー程度のバランタインを空にすると、
「亮君、私は先に失礼するけど、遠慮なんか しないでよ」
と、ベッドに行った。
何だか、携帯ゲームを見つけたらしい。
食べながら、トシエが
「亮君、ありがとう」
俺
「どぉいたしまして」
「で、おじさんには何て?」
トシエ
「特に、何も言えてないのよ」
「中野さんの あとに 厚木の現場だから、1ヶ月位かなぁ。しか」
「言い方 悪いけど、そのままズルズルと、と思ってる」
「お金の事とか、病院の事とかの説明や何かも、どぉしようかなって」
「最近、気が付くと 薬を飲んでない事があって、ボケはじめてるのか、あえて飲んでないのか、分からないトコが あって」
「1回や2回なら まだ良いんだけと、何日も…は危ないのよ、それを本人も知ってるし、知ってて飲んでない様な時も 有るのよ」
はじめて聞いた、両耳 以外にも、内科的な病気が有って、月に1度 検診を受けてるんだそぅだ。
俺
「そぉなんだ(言葉が見つからなかった)。で、お金の方は?」
トシエ
「あいつは、大飯喰らい だから うんと 入れてもらいな! って姉さん言ってたからなぁ」
俺
「とりあえず、5 でいい?。足りなかったら言って」
「毎日 黒ラベル じゃなくても、缶の発泡酒でも良いよ」
トシエ
「うん、ありがとう。だ ん な さ ま。」
トシエの、ON と OFF の切り替えがよく分からないで いた。
俺の寝室は、トシエの寝室を そのまま 空けてくれた。
トシエは、一応 おじさんのベッドの横に蒲団を敷く のだと言う。
俺
「さっきの、道具 入れた部屋に蒲団でも いいけど」
トシエ
「追々 考えます。着替えを取りに入る口実にも なるし、旦那様を起こすのにも その方が…」
この日は、クチで抜かせて、唾を飲ませる、程度で寝た。
翌朝、7時前に トシエが起こしにきた。
ジュボジュボ と、ハシタナイ音をたてて、シャブりついている。
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