サヤさんは化粧直しをしてた手を止めて、
あー、ビックリしたー、
早かったのね、タカ。
で、姉ちゃんとのことを根掘り葉掘り聞いて来た。
姉ちゃんのニコニコ顔を思い出すとあんまり喋りたくなかったが大筋だけ話した。
拒まれたこと。
朝からニコニコでハイテンション、
メールにハートマークに映画に誘われたこと。
サヤさんは、
タカ、お姉ちゃんと一線を越えたらダメよ!
お姉ちゃんバージンでしょ。今以上にタカにベッタリになるわよ。だから最後の一線だけは越えたらダメよ!
サヤさんは息子さんと一線を越えてるんでしょ?
だから、言ってるのよ。男と女は違うしね。
私も実は悩んでるのよ。息子が私に依存しだしたら、やっぱりダメだわって。若いからやりたい盛りだし。間違いを起こした私に責任があるんだけど、息子をシャットアウトするようにするわ。
俺は姉ちゃんの変わりように、サヤさんの言ってる意味は何となく、解った。
でも、やりたい盛りって?
サヤさんもやんと、突っ込みを入れてしまった。(笑)
サヤさんは笑いながら
でもね、タカ。やっぱり母親は母親だからね、そんなに乱れた姿を見せられないのよね。タカもそんな気持ち、そのうちに分かるわよ。
乱れた姿って、いつもあんな感じじゃないんすか?
あんなんじゃないわよ、、家だから隣近所に気を付けて超えも出せないし、いつも物足りなさを感じてたの。タカとならいくらでも、乱れれるし、昨日は最高に気持ち良かったから。
高校生の俺はどう返答していいのか?分からなかった。
つづく。
※元投稿はこちら >>