人混みを掻き分け参拝をしてから、祭りを楽しんだ。…広場に舞台があり、老人会の演劇や踊り、カラオケ大会等が催されていた。…俺達は空いたテーブル席に着いた。「何か食べ物買って来るよ…何がいい?」と聞くと「じゃぁ焼きそばっ」と言った。俺は焼きそばとビール、お好み焼き等を買い由紀の待つ席に向かった。席に行くと由紀は知らない男と親しげに話していた。俺は誰だコイツ?と思いながら「ただいま」と言って席に着いた。「あっ!?お帰り」と由紀は言った。「誰?」と聞くと「こっちはね中学の時の同級生、で、こっちの男の子は私の彼氏」と紹介した。俺は「ども…彼氏の竜也です」と言うと男は「嘘っ!?…若いじゃん!?」と言って驚いていた。「君…いくつ?」と聞いたので俺は「22です」と答えるとまた驚いた。「若っ!?どこで知り合ったん?」「内緒っ」と言って由紀は悪戯っぽく笑った。「じゃぁ俺そろそろ行くわ…」と言って男は去った。俺は少しヤキモチを妬いて「今の人…初恋の人?」と聞くと「違うよ…ただの同級生」と言った。
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