再開します。…週末お祭りに出掛ける事に…「じゃぁ浴衣着付けてあげるから服脱いで」と言われ俺は全裸になり「脱いだよ」と言うと由紀は振り向いた。「わっ!?タッ君…パンツは履いたままでいいから」と言われ「えっ?だって和装って全裸になるんでしょ?」と言うと「それ昔の話だよ」と言われて、俺は急に恥ずかしくなった。…パンツを履いた後着付けてくれた。「はい…出来たよ」と言った。ちょっと帯が苦しく感じた。「サイズ丁度いいね…似合ってるよ」と由紀は言って微笑んだ。…由紀も着替える。手慣れた感じで着付けていく姿を見て「凄いね…」と感想を言うと「お母さんに教わったのよ」と得意気な顔をして言った。着付け終わると「どう?」と袖を広げポーズを取った。「うん…綺麗…若女将って感じ」と言うと由紀は笑った。お祭りに出掛けた。カラコロと由紀が履く下駄の音が暗闇に響いた。由紀は嬉しそうに腕を組んだ。神社に着くと参道に出店が並び、その灯りがお祭りに来た人々を照らし出していて、神秘的な感じを覚えた。
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