車を駐車場に入れ入り口をくぐった。最上階の部屋を選んで鍵を受け取ってエレベーターに行き部屋に向かった。部屋に入り荷物を置いた。この部屋には露天風呂があった。このホテルは都内から離れている場所なので周りに高いビル等はなく、遠くの方にビル群が見える。俺は露天風呂の方にお湯を張った。中に戻り由紀の隣りに座り抱き寄せキスをしようすると由紀は「ダメ…しない」と言った。俺は何で?と思った。由紀は言った。「タッ君…したい?」「うん」と頷く。「じゃあ約束して…」「何を?」「私…タッ君のあの話し聞いて凄い悲しくなった…」「あれは…」「分かってる…事故だって事も…だけど…頭では分かってるけどここが凄い痛かった…」「由紀…もう言わなくていいよ…ゴメン…」そう言って俺は由紀を抱きしめた。「もう由紀だけしか見ないから…」「ううん…違うの…」「違う?」「浮気してもいい…だけど…本気にならないで…」「浮気なんかしないよ…あの時由紀の顔がチラついたんだから」「ホント?」「うん…由紀助けてって思ったら電話が来て助かったんだよ…」と俺は言った。
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