「由紀…ありがとう…助かった」「どうしたの?」俺は全てを隠さず説明した。当たり前だが由紀は怒った。「もう知らないっ!!」と由紀は言って電話を切った。俺はすぐに電話をしたが由紀は出なかった。俺は肩を落としながら歩いた。途中で財布や荷物を持っていない事に気付いたが取りに戻らず、アパートまで歩いて帰った。次の日も由紀に電話をしたが出なかった。…気落ちしたまま月曜日になり仕事に行った。沙希先輩に会うと「おはよう…コレ…忘れて行ったで」と荷物を渡された。俺はそれを奪う様に取ると自分の席に着いた。すると今度は瑠美先輩が来た。「〇〇君…おはよう…送ってくれたらしいやん…ありがとなぁ…私何も覚えてへんねん…ゴメンなぁ」「いえ…」「暗いけどどないしたん?」「何でもないです」「そっかぁ…まぁありがとぉ」そう言うと瑠美先輩は自分の席に着いた。気が重いまま夕方になった。退社前に瑠美先輩が「お礼したいからご飯食べに行かへん」と言って誘われた。えっ!?とゆう顔をすると「大丈夫…今日は呑まへん」と言った。
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