同期から色々質問され答えていった。「あの人指輪してなかったけど独身か?」と聞かれ俺は「あの人旦那いるよ」と答える。死に別れて今は俺が彼氏とは言わなかった。「なんだぁ…男いるのかぁ」と同期は悔しがった。「スタイルいいよなぁ」「俺が旦那だったら毎日するなっ」と同期。その話題の女性の体の隅々まで俺は知っている事が嬉しかった。…冷たい風の吹く中待たされようやく集合時間になり、ウチの課の人達が集まった。課長の挨拶で乾杯して花見が始まった。俺達下っ端は先輩達にお酌して廻った。俺はトイレに行き出て一息ついてると携帯が鳴った。「タッ君今トイレでしょ?」「何で解る?」「だって見えてるもん」「えっ!?見えてる?」「うん…左見てっ」「左?」左を向くと「逆っ逆っ」と言われ右側を向くと手を振ってる由紀がいた。「こっちおいで」と言われ由紀の所に言った。由紀達は10人程で飲んでいた。「皆紹介するね…私の恋人」と腕を組み紹介した。「ホントに?」「若くない?幾つ?」とざわついた。「まぁ…座って一杯どう?」「あっすみません…自分…車担当なんで」と断った。
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