こちらの写真もまとめて袋に入れ、庭に出て写真すべてに火を点けた。
一気に燃えあがりあっという間に灰になったのを確認して部屋に戻ると、従姉が笑い声をあげた。
《プッ…アハハハハ!バーカ!全部出したと思ったか!まだ残ってるし~!これ買えよ!稼いだ金の倍で売ってやるよ!》
『………はぁ…。自分の身体はどうでもいいんだ?』
《処女なんかいつかなくなるモンだし気にしないし!金のが大事!ほらほら!早く金出さないとバラまいちゃうよ~?》
『ユウト…アレ何枚あったっけ?』
「25枚だよ。………はい」
俺は姉に言われて作っていたDVDを取り出して見せた。
『コレ、伯父さんとあなたの動画。見る?』
《……は?》
『全部まとめてあるけど見たい?』
《え…うそ?》
『あなたのやりそうな事なんてわかるよ。写真なんかよりインパクトある動画、どうしようか?一枚売ったら世界中に広まるよね?』
《え………やめて……》
『だよね?イヤでしょ?じゃそっちの残った写真と一枚交換してあげる。持ってきて。』
従姉は封筒に入った写真を震えながら姉に渡した。
『これで全部?また騙したら…』
《ホントにそれだけ!だから……》
『じゃ一枚渡すね。残り24枚か。一枚10万で全部で240万、どう?』
《……ムリ……デス……》
コロコロ変わる従姉の態度がおもしろかった。
落としどころを決めていなかったので、姉はこの後どうしようか悩んでいるようだった。
『ユウト、どうする?』
「ん?んー………やっぱ身体で稼げばいいんじゃない?」
『あっ!いいね!そうしよ!』
《…身体……って?》
『エンコーでしょ普通』
《………やだ…》
『一回ごと稼いだお金くれれば一枚渡すよ?24回で終わるじゃん!』
《なんで………》
『私もユウトも伯父さんとあなたにずっとイヤなことされたんだから。あなたにそれ返すだけ。文句は聞かないから』
「ねぇちゃん、チハルの相手さ、伯父さんとかは?」
《えっ?》
『あ……いいね!もう何回もしてるんだから気にしないもんね~?』
《……イヤ……》
『伯父さんとセックスして貰ったお金を私たちにくれればいいんだから簡単でしょ?別に一回一万でもいいよ?』
《…イヤ……ムリ………》
『だからあなたの意見は聞かないって言ってるでしょ?伯母さんの夜勤の日によろしくね。もちろん私たちの前でね!』
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