したり顔で言い放つと部屋を出てドカドカと階段をおりていった。
『あんな言い方できるのも最後だよ。ユウト、写真あるよね?』
「うん、でもこんなにたくさんいる?」
『たくさんあった方が精神的にダメージ大きいと思わない?』
「そっか、それもそうだね!チハルはどうするの?」
『ん―………。今日一緒にバラすより最後にとっておこうかな?どう思う?』
「わかった、いいよー。」
伯母がせわしなく夜勤に出掛けて行くと伯父はすぐに俺たちに上に上がれと顎で指示した。
命令通り部屋に行き、従姉が自分の部屋に行くのを待って伯父がドアを開けて入ってきた。
〈…おい、なんで脱いでねぇんだ?〉
『たまには脱がすのも良くないですか?ちょっと仕掛けもあるので…』
〈仕掛け?めんどくせぇな…なんだよ?ほれ、腕挙げろ!〉
文句を言いながら姉の服を脱がしにかかる伯父を、俺は後ろからビデオで撮っていた。
上着を胸まで上げるとシャツに一枚の写真が見えた。
〈ん?なんだこれは?……お?お前が寝てる時のヤツか!〉
『脱がしていくと順番に写真が見れます。…背中にも』
〈ふん、仕掛けってこのことか。くだらねえ遊びだな?…んで?次は?〉
『シャツの下…ブラの前と後ろ…』
〈おぉ、入れてるところだな?んで後ろは……出したところか〉
伯父は気づいていなかった。その時俺が持っていたのはビデオで、カメラで撮っていたのは姉だった。
〈ハハハッ!…まだ続きがあるのか?〉
『最後は下着の前と後ろです。見てから後ろからすぐに入れて大丈夫です』
〈ほぅ。パンツの前……毛布取ったお前か。で、後ろは…………………っ!!!!〉
伯父は面白いくらいにピタッと固まり、姉の下着から写真を剥がして凝視した後ガタガタと震えだした。
酒で赤く染まっていた顔が一気に青ざめ、鼻息だけが荒くなっていた。
『伯父さん?入れないんですか?下着脱ぎましょうか?』
ベッドに手をついて壁を向いたまま姉が聞くと、伯父は写真を持つ手を震わせて言葉を絞り出していた。
〈お…ま……これ……こ…れは……〉
『……気持ち良かったですか?その身体は』
〈な……なん…で……〉
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