橋本と沢田は次の日の夕方、伯父が帰ってくる前に家に来たが、上がられても困るのでまた喫茶店に行って話をすると、さすがに全財産は厳しいと交渉を持ちかけてきた。
『じゃあ預金全てで手を打ちましょうか?いくらあるんですか?』
2人それぞれ金額を告げると、姉はそれをメモして話を続けた。
『誤魔化しはなしですよ?通帳の確認もしますから。あと私たちは無理矢理身体を売られたけど、そのお金1円も受け取ってないですよね?それはどこに行ったんですか?いくらあるんですか?』
→あ…それはオレが管理しててまとめて通帳に…たぶん400くらいは…
『じゃあそれもください。銀行員ならお金の管理はお手の物ですよね?全てひとつにまとめて持ってきてください。期限は来週末まで。出来なかったら警察行きます』
橋本と沢田は生気が抜けた状態で帰って行った。
次は伯父と従姉
この2人もまとめてドン底に突き落としてやろうと姉と計画を練った。
伯父は一人娘の従姉を物凄く可愛がり、過保護に育てられた従姉は物凄く嫌なヤツだったので復讐に躊躇はなかった。
ひとつだけ、伯母に対しては申し訳ない思いもあったけど、切り離して考える事にした。
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