気持ちよさから言いなりになった結果、俺も姉も誰にも相談出来ない怪我を負っていた。
日曜だったので具合が悪いと2人で部屋に引きこもって痛みに耐えていた。
次の日も2人で学校を休み、自然に治るのを信じて耐え、水曜になってようやく動けるようになった。
その週末も身体を売る予定が入っていたのを伯父に頼み込んでキャンセルし、久しぶりにゆっくり出来る週末を過ごしていた。
夜になって突然従姉が部屋に入って来ると、封筒を床に投げ落としてニヤニヤしながら話し出した。
《あんたらさ、これ買わない?》
従姉はドアの前に立っていきなりそう言った。訳がわからず封筒を拾い上げて中を確認すると、俺と姉が伯父達に縛られて犯されている写真が何枚も入っていた。
場所的にベランダから窓越しに撮ったもので、レースのカーテンでぼやけているものの、見る人が見れば誰かすぐにわかるくらいだった。
《たっくさんあるんだけどいくらで買ってくれる~?ばらまかれたくないなら買うよね~?》
『………なんで……』
《あたしが何も知らないと思ってた?そんなわけないじゃん!毎週毎週この家でこんな事してたら誰だって気付くわ!バカじゃない?》
『…買うって……』
《あんたらエンコーしてんでしょ?金あるんでしょ?その金で買えって言ってんの!》
『でも…』
《ばらまこうか?学校で。》
『それは……』
《じゃ買ってね!》
『いくらなの…?』
《稼いだ金全部!あんたらいくら稼いだの?》
『私達お金受け取ってないからわからない…』
《ウソばっかり!そんなわけないじゃん!とにかく全部だかんね!》
※元投稿はこちら >>