姉は全てを語った。そして、光之という男にもう連絡が取れなくなっていること。そして、眠っている間の出来事は全てホテルの部屋に残されていたSDカードに記録されていること。
僕はただ姉が泣きやのを待った。
「ねぇ、ドライブでも行こうよ」
「うん」姉はうなずいた。
「顔洗ってくる」
海沿いを僕らはドライブした。少し姉に元気が戻ってきた。そして、海辺のホテルに入り少し眠った。
目が覚めると姉はベッドに座っていた
「起きてたの」
「うん、15分くらい前から」僕は姉の背中を包み込んだ
「ねぇ、気にしなくていいんじゃない。僕ってたくさんの女性と関係してるんだから、事故だと思えばいいんじゃない」
「ノン、でもね」姉はまた泣き出した
「ノンだけの女でいたかったの。一生あなただけでいいって思ってたの」
「お姉ちゃん」僕はそっとキスをした
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