その日から、ネット検索をする動画の趣味が変わりました。AVや無修正物ではなく、オマンコそのもののアップ。
男の手でもいい、女性のオナニーする手でもいい、オマンコをいじって涌き出してくる愛液を観察するのが楽しくなっていたのです。
渇いたオマンコが指によって刺激を受け、透明な液体が分泌をされ始める、『女性の身体の神秘』とでも言いますか、そこにエロさを感じてしまうのです。
そしてそれはエスカレートをし、僕の指で母のオマンコが濡れていくシーンへ。
『母に触りたい。』『母を濡らしたい。』と欲望が涌き、織田さんへは嫉妬に変わります。
『そんなこと言うもんじゃないわ~!あの人はそんな人違うよぉ~!』、母が一段と声を張り上げた。
僕が織田さんを侮辱したからか、その織田さんとの関係をなんとかごまかそうとしたのか、それは分からない。とにかく、母の慌てたような声が家中に響いた。
それは、僕のこの一言から始まる。
『どこ行くん?織田さんやろ~?アイツとどこか行くんやろ~?』、普段通りの言葉で出掛けることを伝えてきた母だったが、この言葉に顔色が変わった。
『何を勘違いしてるの?あんたぁ~?ちょっとおかしいんじゃないの~?』、母は強がったが、僕を納得させるまでの力はない。
『ホテル?ラブホ?どおせ、行くんやろ?』とからかったような僕の言葉に、母は怒りをあらわし、その目には涙が溜まり始める。
母はトーンを下げた。『アキヒトに変な誤解させたのなら、お母さん謝る。けど、織田さんとはほんと何でもないよ?』と僕を諭し始めた。
そして、『お母さん、ほんと少し出掛けるだけだった。けど、あなたがそれ嫌なんなら、おうちにいるから。』と謝罪をしてきたのだ。
母は暗い顔を見せていた。しかし、抱き合う二人、そして濡れた下着を見せられては、目の前の母は『嘘つき。』にしか見えなかった。
そして、『不倫っていうの?こういうの…。あの人、なに~?そんなことばっかりしてる人なん?』、僕のこの言葉に母は声を荒げたのだった。
いばらくして、母は僕を一階へと呼んだ。その手には受話器が握られていて、僕の顔を見るなり、母の指は紙を見ながらボタンを押していく。
そんな母の目は真っ赤になっていた。相手が電話に出ると、母は切り替え、『奥さん?お世話になります。御主人さんいます?』と冷静に話し始める。
そして、『ああ、織田さん?うちの子の話、聞いてあげて。』と受話器を渡されるのだ。
しかし、僕は断った。渡そうとする受話器を、母からは受け取らない。そして、話し始めたのは母だった。
『嫌なら、電話切ってね?』と先に伝えたようだが、もう母は自分を保てないのか、話をしようとする声は泣き崩れてしまっていた。
最初こそ、『私達がおかしいとか思ってるみたい。』と言えた母も、途中からは『うん…、うん…、』と泣きながらの返事しか出来なくなっていました。
そして、母が一瞬だけイスに座る僕を見た時、もう言い逃れは出来ないことを知ったのでしょう。
『織田さん、ごめんなさい!…、やめてぇ~!…、もうお別れしてぇ~!…、』
絞り出すように言った母。切った受話器を握り締め、その場へと座り込みます。そして、嗚咽をしながらの号泣となるのでした。
さすがに可哀想にも思え、それでもどうしていいのか分からない僕は、母の隣へ膝をつけて座ります。
きっと、号泣をしている母の視線に僕の姿が見えたのでしょう。母は僕に抱きついて来ました。
そして、『ごめん…、ごめん…、ツラくさせたよねぇ~…、ごめんなさい…。』と泣きながら謝り続けるのです。
こんな母の姿など見たこともない僕は、どうしていいのかも分からず、ただ母の身体に手を回して支えてあげることしか出来ません。
不器用ながらも、母の身体を叩いて落ち着かせてあげるのです。
ようやく母が落ち着いたようです。『ごめん…、ありがと…、』と言って僕から手を離し、顔を下に向けたままゆっくりと遠ざかっていきます。
その顔を、僕が追い掛けてしまいました。首を傾け、唇は母の唇に向かいます。気づいた母は、僅かに後ろへ身体を引きました。
しかし、正座気味に座っていたことが災いをし、片手を床につく頃には、僕と唇が触れてしまっていたのです。
『なにぃ~?』
泣き顔と不信顔が混ざった母の顔。そんな母に、『僕も好きなのっ!』と言っていました。生まれて始めての告白は、『母に』でした。
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