母が帰宅をしたのは、お昼過ぎでした。家を開けたのは2時間弱、30分前には『何か買って帰るから。』と電話があったので、微妙な時間帯と言えました。
確かにその手には僕の昼食が持たれていて、袋からスーパーで買ったことを示しています。買ったものはお皿に盛り付けられ、僕に出されました。
話し掛けてくる母の会話も普段通りで、『あれ?おじさんとエッチとかして来たんじゃないのか?』と、安心さえ感じさせるのです。
僕に昼食を出した母は『疲れたぁ~。』と言って、一度化粧部屋へと消えます。普段着に着替えるようです。
午後2時。またも訪問者です。近所の母の友達的なおばさん。このあと、母とスーパーに行く予定だった僕は、しばらく待たされることとなります。
そんな僕が向かったのは、母の化粧部屋でした。『何かないか?』とやはり母を疑っていた僕には、助かる時間でもありました。母の注意もありませんし。
ゆっくりと開いた化粧部屋の扉。明かりはつけっぱなしとなっていて、母らしさを感じます。フローリング床の小さな部屋。
正面に化粧鏡が置いてあり、後は全てタンスの中へと仕舞われているため、何もないとてもシンプルな造りとなっています。
母の着て行った洋服も仕舞われていて、僕ではどこにあるのかもわかりません。やはり秘密の部屋、入ったもののタンスをドンドン開けることには戸惑います。
そして、あまり何も進まない状態の僕でしたが、部屋の隅にカゴを見つけます。洗濯カゴよりも、ずっと小さなカゴです。
そこを覗き込むと、スリップが入れられていました。母が着て出たものなのかは分かりません。ごく普通のおばさんスリップでした。
その時、僕の目的は変わりました。母が着ていたであろう、この下着の匂いを嗅ぎたくもなったです。
スリップに手を掛けました。持ち上げると、その下には隠すように脱いだ下着が置かれていました。ブラとパンティーが数枚見えます。
今度はそっちに興味が移り、2本の指で摘まむように持ち上げます。そこには、ブラとパンティーが2セットあるようです。
時間のない僕はパンティー、それも地味なベージュではなく、少しエッチな赤い方を選択していました。
指に摘ままれ、カゴから取り出される母のパンティー。しかし、そのパンティーに『ちょっと重い…。』と違和感を感じるのです。
それもそのはず、洗濯機で回されたように全体が濡れているのですから。
僕の鼻はそれを嗅いでいました。パンティーに残る母の匂いではありません。濡らしている水分が何かを知るためです。
その液体からは、男の精液の匂いはしません。洗濯洗剤のいい匂いでもありません。ならば、この生臭さは僕の嗅いだことのない液体。
数学の『証明』でもするかのように、解けてしまった謎。本当は『織田さんの手で、母は出されたのか?』と思わないといけないところ。
しかし、この時の僕は違いました。初めて目にする女性の愛液に、その興味を奪われてしまったのです。
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