「K、今日はおばあちゃんもいないから夕食は6時くらい食べるわよ」
いつもは7時頃の夕食だが、祖母が温泉へと出かけ二人だけのせいか、いつもより早い夕食となった。
夕食を終えると母は風呂へと向かった。
いつもなら夕食の片付けを終え、少しテレビを見ながらくつろいだ後入浴のはずなのに、この日は違っていた。
(叔父が来るかもしれない…)
「さっぱりしたわ、Kもお風呂入れば」
いつもと変わらない様子で母は風呂から上がってくる。
しかし、その姿は明らかにいつもとは違っていた。
まだ肌寒いこの時期なのに、母の風呂上がりの姿は薄いネグリジェ姿だった、ネグリジェ姿は夏場に何度か見た事があった、今思えば父との行為の時に着ていたと思う、それを父のいない今夜着ていたのだ。
裾は膝下まであるが、 薄い水色の素材は裏地はなく、簡単に素肌まで見えるくらい透ける素材だった、その中でパンティもはっきりと透けて見えた。
時々洗濯物として見かけるのは、白やベージュで尻全体が隠れる程大きくゆったりした物だった、しかし今、母が身に付けているのは、黒のレース、尻は半分程しか隠れず前もVの字に切れ込んだ面積の小さな物だった、上半身を覗けばブラジャーはしておらず、ネグリジェの上にカーディガンを羽織っているだけだった、カーディガンの隙間からは動く度にたっぷりした乳房が見え、その先端の乳首まで見え隠れしていた。
「僕は風呂はまだいいよ、それじゃ2階の部屋で勉強するから」
母のそんな姿を見て見ぬふりをして、勉強する素振りで2階へと上がって行く。
私は2階へ上がると部屋へは入らず、廊下の突き当たりの物置部屋の扉を開け静かに中へと入る。
物置部屋となっているこの部屋の下が、いつもいる居間となっていた、その昔に建てられた我が家、今のように断熱材や化粧パネルなどあるわけもなく、剥き出しの板張りが敷かれてあるだけだった、それも長年の風化で隙間が生まれ、所々、隙間からは一階の居間が覗けて見えた。
数日前に2人の行為を想定し下見は済ませていた、2階の床板と1階の天井板とは数十センチ空間があるため多少の物音は下には聞こえない、それでいて床板の隙間がうまく重なり居間のほとんどが覗き見え、耳を済ませば話し声も聞こえていた。
私は1度部屋へ戻り、勉強するふりの為に机に教科書とノートを広げその時を待った。
しばらくして聞きなれた車の音が玄関先で止まる、窓から見下ろすと見覚えのある叔父の車だった。
(来た!)
これから始まる出来事に緊張と興奮が高まってくる。
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