見たい…もっと、最後まで見てみたい 。
決して許されない母と叔父の行為、なのに、淫欲に乱れる情事を覗き込む度に、その興奮と期待は日に日に増していった。
全裸で行われる男女の営みセックス、まだ、経験のない私にとってはその言葉だけで興奮を感じた、オナニーよりはるかに気持ちのいい事だろう、例え、それが身近な母と叔父の姿だとしても、いや、母と叔父だからこそ覗き見たい気持ちでいっぱいだった。
2人の裏の姿…見てはいけない姿、それを覗き見たい。
だが、そう簡単にそんな行為を見る事は出来るはずも無かった。
ホテルで密会する2人を車の運転できない私が後を追う事は出来ないし、自宅でも私や祖母の居る手前、この前のようなキスや軽く身体をまさぐり合うのが精一杯だろう。
父が出稼ぎから帰ってきたら、さすがにそれすら2人は控えるだろう、その前に見てみたい。
そして、父が帰って来るまで2週間となった時機会は訪れた。
祖母が近所の老人クラブで温泉に行く事になったのだ、それも一泊や二泊の温泉旅行とも違い、自分達で自炊して泊まる、いわば湯治で10日程泊まる予定だという。
祖母の留守を知れば叔父は母を求めにやってくるだろう、後は、私が邪魔をしなければ2人はこの家で事を成すと思った。
そして、祖母の湯治を明日に控えた夜、いつものように叔父がやってきた。
「夕飯は済んだか」
言いながら遠慮する事なく居間へと上がりこんでくる。
夕食を終えた母はお茶を入れ叔父を迎え入れた。
「そういえば明日から家のじいさんや地域の老人クラブで温泉に行くようだが、ばあちゃんは行くのかい?」
叔父が話しを持ち出した。
「そうそう私も行くよ、Sさんには留守を頼むよ」祖母は笑いながら叔父の問いに答えた。
「あぁ、ゆっくりしてくるがいい、家のじいさんも皆と行くのを楽しみにしてるよ、兄が出稼ぎの時は、この家の留守は俺が見守りに来るから大丈夫だ」
(やっぱり来た)
叔父は祖母が出かける事を確認しに来たに違いなかった。
「僕も来週は試験があるから、明日から夕飯食べたら夜は部屋で勉強するからね、真剣にするから朝まで一階には降りて来ないよ、母さん」
「あら、そうなの、まぁ頑張ってね」
私はわざとそんな事を言ってみる、そうなれば明日の夜からこの部屋には誰もいない事を叔父や母に印象つけるつもりだった。
「ほう、Kはそんなに勉強して医者でもなるのかな、どれ、邪魔したな」叔父は言いながら席を立つと、電気を点けようと母も後を追った、帰り際ほんの一瞬、叔父の手が母の手に絡みついた。
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