変体中、毎日妹は保健室へ行ってオレと先生を相手に性欲を発散させていたが、先生は相変わらず反応ナシの人形のまま。ただゴムは要らないと全て中に射精させていたのが謎だった。
普通の人なら妊娠を気にするはず。
ゴムしなくていいなら楽でいいと、妹は楽観的だった。
お互い元の身体に戻ってから、その辺が聞きたくて放課後にひとりで保健室へ行ってみた。
保健室で妹としてから、先生は事務的に対応するようになっていたけど、追い返したりすることはなかった。
「先生、ちょっと聞きたいんですけど」
→なにかしら?
「明日香にゴム着けさせなかったのは何でですか?普通なら妊娠とか心配すると思うんですけど」
→あぁ…私妊娠しないから。…しないってよりできないから、赤ちゃん
「え?」
→まぁ私くらいの年齢になれば普通でも妊娠しにくくなってくるんだけどね。
「先生って何歳?」
→女にストレートに歳聞くもんじゃないわよ……45よ
「あ、すいません。あと、先生ってセックス嫌いなんですか?」
→またストレートに…。嫌いと言うより…好きじゃない
「どして?気持ちいいのに」
→………はぁ…
「…また変な事言っちゃいました?ってかやっぱオレらに怒ってます?」
→怒る……怒ってるんじゃなくて………
放課後という事もあり先生はオレの話に長い時間付き合ってくれた。
そこで話してくれたのは、先生は生まれつき妊娠できない身体だと。学生の時にたまたま別の病気で行った病院の検査で発覚して、手術でどうにかなるものじゃないと告げられたらしい。
セックスはそれなりの人数と経験はあるけど、子供ができないとわかると適当に扱われたりフラれてしまったりと、マイナスな事しかなかったせいで好きになれなかったと。
変体した子としたのも見てて可哀想で、自分の身体が役に立つならと相手をしたとのことだった。
妹の相手をしたのもそんな想いからで、保健室に来られて迷惑だとは思わないけど、双子で同時に変体する相手がいるのになぁというモヤモヤした気持ちが態度に出てしまっていると教えてくれた。
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