家の庭にはシーツが干されていて、中では母が床やソファに飛び散った精液を拭き取っているところだった。
「ただいまー」
《おかえり!ご飯どうしたの?》
「いつもの定食屋行った」
『母さん達は?ご飯は?ずっとしてたの?』
《さっきまでね~!お父さんは晴人のベッドで休んでるから…ちょっと寝かせてあげてね》
「うん。母さん達って同時に変体する事って珍しいんだっけ?」
《そうね、今回は1年ぶりくらいかな?》
『じゃあムリもないよね~!あ、そうそう!午前中に図書館で同じ人に会ったよ!』
《え?変体する人?》
『うん!たぶん30歳くらいの女の人。手のひらクルってする挨拶教えてもらった!』
《あ~…教えてなかったわね!匂いでわかったの?》
『うん、すれ違っていい匂いしたからもしかして~って。そしたら向こうから声かけてきてくれたよ。』
《そう…その人は変体してなかったのね~?変体してたら明日香襲われてたかもね!フフフッ!》
『え……襲われちゃうの…?』
《フフフッ!冗談よ~!さすがに無理矢理なんて事はないけど、でもお互いが了解したら……ね~。》
『母さんそ~ゆ~経験あるの?』
《そりゃあるわよ~!女同士でどちらかが変体してたらね!》
「元のままで父さん以外とは?」
《え?………》
「あるんだー?」
『え?それ浮気…』
《お父さんにちゃんと言いましたー!その辺は、なんて言うか……》
「ふーん。けっこー自由なんだねー」
《ま、まぁ、…エヘヘ…》
『父さんもなの?』
《………うん…、あ、でも変体する人とだけよ?普通の人とはないからね?》
「ホントにー?」
『……たぶんウソ。だって母さんウソつくとき耳触るもん。いま耳触ってるって事は…』
《……はい…ウソです。》
「なになに?じゃ母さんも父さんもいろんな人としてるの??」
《いや…ほとんど変体する人ばっかりよ?普通の人は決まった人、私は会社の人としかしてないし、お父さんも同僚だけだし!》
「ふーん。まぁいいんじゃない?それでも仲良いんだしねー。」
『あ、それよりさっきね、晴人と公園でしてきちゃった~!』
《え?外でしたの?》
『うん、すっごい興奮してすっごい気持ちよかった!』
《あ…あら…。見つからなかった?》
『大丈夫……だと思うよ!ゴムしてたらいいでしょ?』
《そうね…まぁ……でも見つからないようにね?》
『はーい!』
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