家族全員が裸だったが、胸を晒している事が自分でもよくわからないが恥ずかしいと思ってしまい、そそくさとオレだけシャツを着てみた。
父も母も裸が当たり前の様にソファで寛いでいる。妹は治まったモノの上に両手を重ねて置いてはいるが、隠すというよりは、そこが1番手を置きやすい位置だといった感じだ。
母は時々股から流れ出る精液をティッシュで拭い、丸めてゴミ箱に投げ入れている。外れたティッシュが回りに転がっているが気にせずそのまま。
〈さてと…なんか食べようか?簡単に〉
《パンがあるからスープでも作ろっか?》
〈そうだな…インスタントでもいいけど〉
《じゃそーする!ちゃちゃっと作ってくるね!》
鼻唄まじりにキッチンに向かう母の後ろ姿は、友達と隠れて見ていたエロ本のそれよりも色っぽく卑猥に見えた。
『ちょっとトイレ……』
ぶらぶらとモノを押さえる仕草もなく、妹もトイレに向かった。隣で座る父を見ると、やっぱり優しい笑顔。
〈晴人もトイレ行って来るか?座ってするのでも男と女じゃ違うからな~〉
「……明日香の後にね。それより父さん恥ずかしくないの?裸で…」
〈全然!むしろ堂々と家で裸でいられて嬉しいんだわ!〉
「全部話したし、やったし、隠し事じゃなくなったし?」
〈まぁな!あ、父さんが女になったら晴人に頼んでいいか?〉
「父さんと…?」
〈そう。嫌か?〉
「ううん……まぁ……するよ。上手く出来るかわかんないけど」
〈上手い下手じゃないんだよ。さっきのでわかったんじゃないか?繋がってるだけで気持ちいいって〉
「まぁ…たしかに…」
父の言葉でさっきの事を思い出すと、やっぱりまた腹の中がブワッと熱くなる。
割れ目から父の精液と一瞬に、熱いものが出てくるのがわかる。
なんとなく父に悟られるのが恥ずかしくなって、妹の後を追ってトイレに向かった。
ちょうどドアが開いて妹と面と向かう。
『晴人、男ってトイレ楽しいね!なんか的当てゲームみたい!』
「ん。外したら自分で掃除しろよ?母さん怒るからな」
『大丈夫!近いところからしかしてないから外れなかったし!』
「じゃオレもするから出てってくれよ」
『大丈夫?ちゃんとできる~??』
「できるわ!早く出てけって!」
『ちゃんと拭かなきゃダメだよ~?前から後ろにね!』
前から後ろってなんだ?拭くだけでいいだろ、と考えながら便座に座る。
男ならモノを確認しながらするが、モノはない。
妹が言っていた的当てが当たり前だった男と違って、勘でしなきゃならない。
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