母さんは上京する時からホテルに宿泊を考えていて、ジムやプールのあるホテルに泊まりたかったようだ。母さんのリクエストで都内のホテルを取り、僕と母さんはチェックインした。
母さんは家からフィットネス用のウェアと水着を持参していて、僕がホテルに宿泊するのを嫌がれば1人でも泊まったかもしれない。
部屋に入ると母さんは「さっそくジムに行ってみようよ」と言ったが、ぼくは何も準備をしてこなかったことを言うと、ホテルで借りられるから大丈夫とジムに向かった。
ジムの受付でルームナンバーを告げて、僕のフィットネス用のウェアやシューズを借りてジムに行くと、母さんは体にフィットした白いTシャツに紺のランニングパンツを履いてランニングマシンでゆっくりと走っていた。
僕は母さんと離れてウェイトをしながら走る母さんを見ていた。
ランニングマシンの上で走る母さんのTシャツが汗で滲むとスポーツタイプのブラが透けてみえ、生脚の太ももが揺れていた。
そんな母さんをウェイト場から眺めている中年の男の人が何人かいた。
母さんのとなりのランニングマシンで1人の白髪の品の良さそうな男の人が母さんのスピードに合わせて走り始めた。ホテルのジムに来ている人は都会の所得の高い人なんだと思う。母さんもいいところの奥様に見えているのだろう。
その白髪の男の人は母さんに何か話しかけていた。
話の内容まではわからないが、おそらく母さんをどこの奥様かを探りながら口説いているのだと思う。
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