夜の9時を過ぎた頃、僕は自分の部屋からそっと表に出て自転車に乗り、母親が入院してる病院に行きました。
夜間入り口から病院に入ると、やはり病院内は薄暗く静まりかえっていて、僕は音を立てないようにスリッパを履かず、今度はエレベーターに乗らず母親の入院してる階に行きました。
母親の部屋のドアを開けて覗いてみると、やはり母親はいませんでした。
今日も屋上かと思い階段で屋上に向かいました。
階段で5階を過ぎた辺りで、上の方から人の声が聞こえてきました。
僕は音を立てないようにそっと階段を上がると、屋上に出る踊り場のところに母親がいました。非常灯の明かりに映る大人の人影が今日は三人でした。
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