その後の私たちのことを、簡単に書かせて頂くが、性描写のみに興味がある方は、この後は読み飛ばしてください。
その後も私は兄に、ご褒美を与え続けた。
一度最後までしてしまった以上、私にはそれを躊躇する理由はなくなっていた。
それよりも、拒むことで兄が元に戻ってしまうことが怖かった。
兄が模擬試験を受け、成績票が来ると、見せてもらい、下がってないことを確認すると、親の目を盗んで1回だけ交わる。
回を重ねる内に私も、愛撫だけでなくぺニスでも感じるようになり、兄の成績票が戻って来る日を心待ちにするようになった。
翌春、兄は志望大学に合格した。
そこは県内にあるが、自宅通学するには時間がかかりすぎるということで、兄は大学近くのアパートで一人暮らしを始めた。
同居しなくなったことで、二人の異常な関係は終わるかと思えた。
しかし今度は私が、兄がいなくなると、胸に穴が空いたようになり、高校受験を控えているのに勉強に身が入らない。
最初の模試の結果は酷いものだった。
そこで私は、両親に頼んで、兄に勉強を教わりに行くことにした。
両親は私たちの関係を全く疑っておらず、仲の良い兄妹だと認識していたので、快く賛成してくれた。
兄は私を歓迎してくれ、何時間かの間熱心に勉強を教えてくれた。
しかしその間、アパートに二人きりだというのに、全く私に手を出して来なかった。
『ああ、お兄ちゃんは、私とのことを終わりにしようとしてるんだな。その方がいいに決まってるよね』
私は少し寂しかったが、そう決心してくれた兄の気持ちも理解できたので、夕方になると、兄に礼を言って帰ろうとした。
ところが、私が荷物を持って玄関まで行くと、急に後ろから抱きすくめられた。
兄は泣いていた。
「綾香…俺、やっぱりお前がいないとダメみたいだ… お前のためにももう止めようって決心したのに…ダメだ、俺…」
「私もだよ…お兄ちゃん」
私がそう言うと、兄は私を振り向かせ、キスをしてきた。
私のファーストキスだった。
兄の唇が離れると、私は荷物を下に置き、黙って寝室に入ると、カーディガン、ブラウス、スカートを脱ぎ捨て、兄のベッドに潜り込んだ。
遅れて寝室に入ってきた兄は、私を見て
「いいのか?俺、もう綾香にご褒美もらう理由がないんだけど…」
と聞いた。
「違うよ、お兄ちゃん。今度は私がご褒美もらう番だよ。今日、私すごく勉強がんばったでしょ?だから、いっぱい気持ちよくして」
私がそう言って微笑むと、兄はベッドに入ってきて、私の身体中を、時間をかけて丹念に愛してくれた。
こうして私たちの関係は、再開された。
その後も私は、模試の結果が出る度に、兄に報告に行き、ご褒美をもらった。
そのお陰で成績も順調に伸びて行った。
志望校は、少し背伸びをして、兄の大学の近くにある進学校にした。
そして翌春、私はその高校に合格。
私は両親に、兄のアパートから高校に通いたいと願い出た。
両親は渋ったが、兄を引きこもりから救ったのは私であり、また私が志望校に受かったのも兄の力が大きかったことは認めていたので、最終的には許してくれた。
私は兄のアパートに引っ越した。
当然だが、それは殆ど同棲生活のようなものになった。
私の高校3年間、そのアパートで兄のダブルベッドで眠り、殆ど毎日交わった。
そしてその生活は…現在に至る。
兄は卒業後、県内の企業に就職。私は高校卒業後、兄と同じ大学に進学、県内の別の会社に就職した。
まるで二人とも、同棲を続けることを前提としたような、進路の選び方だった。
最近はさすがに回数は減ったが、それでも私ちは夫婦のように、毎晩同じベッドで眠り、週に3、4回は交わる。
私の体型は、胸も尻も大きくなり、かつて兄が愛したJCとは程遠い物になっているが、それでも兄は、母に甘える幼児のように、毎晩私の胸に顔を埋めて来るのだ。
時々、将来のことが不安になる。
いつかは何とかしなければならないとも思う。
しかし、そのいつかという日が本当に来るのかどうかも分からないまま、今日も兄と愛し合ってしまうのだろう。
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