兄はゆっくりベッドの上に上がってくると、私のブラウスのリボンをおそるおそるほどき、ボタンを上から一つずつ外していった。
まだ暑い季節たったので、ブラウスの下はスポブラだけだった。
当時私の胸は、AからやっとBになったばかり。
兄はスポブラの裾を両手でつまみ、まるで宝箱の蓋でも開けるように、ゆっくり捲り上げた。
「か、かわいい!」
「やだ!言わないで 恥ずかしいよぉ」
「なんで?」
「だって、ちっちゃいって言われてるみたいで…」
「そんなこと!俺はこのくらいが一番…」そう言うと兄は、右の乳首に唇を寄せてきた。
私の乳首は、普段は乳房の小山とほぼ同じ高さだったが、兄の舌で先端をチロチロ嘗められると、すぐに勃起が始まり、兄はその小さな突起を唇に含んで舌先で転がした。
左の乳首は、兄が右手の指先でひっかくように刺激すると、同じく勃起し、兄はそれを指でつまんで弄んだ。
胸への愛撫だけで、私は恥ずかしいほど感じてしまい、声を漏らしそうになったが、『これはお兄ちゃんへのご褒美なんだから、私が気持ちよくなってちゃダメ!』
と自分に言い聞かせて、堪えていた。
兄の右手が胸から離れ、プリーツスカートの裾に掛かった。
そして、本当におそるおそる、といった感じで少しずつたくしあげた。
おそらく兄にとって、JCのスカートをたくしあげる瞬間というのは、妄想の中で繰り返し夢に見た一瞬だったのだろう。
その夢を叶えてあげられるのが、自分であることを、少しだけ誇りに感じていたような気がする。
兄の指がパンツに触れた。
上ゴムをくぐり抜け、中に手が入ってくる。
始め兄は、閉じた割れ目を押し開くように、溝に沿って指を上下に指を動かしていたが、小陰唇の上端のクリに辿り着くと、それを指先で、円を描くようにゆっくりと弄んだ。
このクリ責めで、私はついに堪え切れなくなり、恥ずかしい声を漏らしてしまった。
「あっ!お兄ちゃんそこダメ!あっ、あっ、そんなにしちゃ…おかしくなっちゃう」
私のこの反応は、兄を喜ばせたらしく、兄は更に息を荒くして、胸とアソコを責め続けた。
兄の唇が乳首を離れ、少しずつ下に降りてくる。
乳房から脇腹、おへそ…
口で上半身への愛撫を続けながら、スカートのホックを外して爪先から抜き取ると、パンツの上ゴムに両手を掛けた。
そのまましばらく、動かずに、じっと私のパンツを見つめている。
この、妹のパンツを脱がす瞬間というのも、兄が繰り返し妄想したシーンだったのかもしれない。
やがてゆっくりとパンツを下ろし、左の足首から抜き取ると、膝裏に手をかけて脚を大きく開かせた。
私は恥ずかしさのあまり、手で顔を覆ってしまった。
兄は愛液でヌルヌルになった私のアソコを見つめ
「きれいだ…」
と呟いた。
私は何も言えず、顔を覆ったまま首を横に振るしかなかった。
兄の舌が割れ目に触れた。
1ヶ月前のように、やみくもにむしゃぶりつくのではなく、舌先で割れ目を広げるように、下から上へ嘗め上げた。
指で弄られた時とは比べ物にならない、鋭い快感が頭の先まで突き抜け、思わず
「やっ!」
と叫んで体全体で跳ねてしまった。
兄はペースを上げて、容赦なく舌でアソコを責め立てた。
私は堪えきれなくなり、兄の頭顔を太ももで挟み、両手を頭に添えた。
体制は1ヶ月前と同じだが、その時の私は無論、兄の頭を押し退けようとしたのではなく、より感じる所へ兄の舌を導くように腰を動かしていたのだった。
快感の波が絶え間なく私を襲い続け、この快楽の時間が永遠に続くかと思われたが、それは唐突に終わりを告げた。
一際激しい波が身体中を貫き、目の前が真っ白になった。両脚をピンと突っ張った後、激しく脱力した。
私は生まれて始めてエクスタシーを迎えた。
私がいったことを悟った兄は、クンニを止め、その後もしばらく無言で、乳首を口で、アソコを指で、火照りを冷ますように慰めてくれたが、やがて静かにベッドから降りた。
私をいかせたことに満足し、今日の行為は終わりにする気なのかと思ったらそうではなかった。
兄は静かに、ズボンとパンツを脱ぎ捨てると、再びベッドに上ってきた。
そして、当然の流れであるかのように、私の脚の間に体を入れてきた。
(私はいった後、その時まで、こともあろうに脚を開いたままでいたのだ。これでは待っていたみたいだ。)
「お兄ちゃん、それはしないって…」
「ごめんな、綾香 ごめん…」
「お兄ちゃん、ダメだよぉ…」
しかし私は、口でダメと言うだけで、体では全く抵抗しなかった。
ここまでじっくりと愛されて、身体全体で感じてしまって…最後まで行きたい、愛してくれた相手と繋がりたい、そんな気持ちになっていたのかも知れない。
そこに理由などない。牝としての本能のようなものだろう。
童貞だった兄は、私のアソコにぺニスの先端を押し付け、割れ目に沿って上下させて、挿入すべきポイントを探っているが、受け入れる側からはよくわかる。位置も角度も間違っている。
兄がだんだん焦りだす。私は思わずぺニスに手を添えて正しい位置に導いてあげたくなるが、さすがにそれはできなかった。
やがてようやく兄は、正しい位置を探り当て、先端を押し込んで来た。
…想像していた程は、痛くなかった。
おそらく、長い愛撫により、身体が完全にほぐれていたことと、いった後で脱力していたことが幸いしたのだろう。
それでも、歯を食い縛り、苦悶の表情を浮かべる私を心配して、兄が
「綾香、痛いか?」
と声をかけてくれた。
私は首を横に降り、兄の背中にしがみついた。
先端が一番狭い所を通り抜け、後は一気に奥まで到達した。
「やっと…綾香とひとつになれた…」
そう言う兄の声は震えていた。
先にそう言われてしまって、私は兄の約束違反を非難することができなくなったが、赦すとも、私もうれしいとも、言ってやることができなかった。
代わりに、背中に回した腕に、少しだけ力を込めてあげた。
やがて兄は私の中で緩やかに動き出した。それはとても緩やかな動きだったので、それによって新たに苦痛が加えられることはなかった。さすがに、感じるということもなかったが…
ほんの何回か動いた後、兄は私の一番奥に射精した。
おわった後、よほど気持ちよかったのか、私に覆い被さったまま暫く動かずにいたが、やがて私の横に仰向けになった。
兄は右腕で顔を隠すようにして
「ごめんな、綾香…俺、また約束やぶっちまって…ほんとにもう…」
確かに兄は、再び約束を破った。しかし今回は1ヶ月前とは違う。私の方も、口では拒んでいても、身体では兄を受け入れていたのだ。
私は兄にそう言ってやりたかったが、それを認めてしまうのはとても恥ずかしい気がして、うまく言葉が出てこなかった。
その代わり、兄の左肩に寄り添うように横向きになり、そっと顔を埋めた。
こうして私は、13才にして、実の兄に処女を捧げることになった。
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