好美は素早く指を動かし アハハハハ と笑いながら私に見せた。
[彼氏が返してくれないの…今 シャワーを浴びたとこ
(*^_^*)]
「お、おい…」
私は驚いて好美を見たが、好美は妖艶に笑い送信ボタンを押した。
私はドキドキして、また汗を拭いたが好美は気にもせずテレビのチャンネルを変えている。
妻は何て返してくるのだろう? それに対して好美は何て返すのだろう?
まさか パパとラブホテルにいるとか、パパを口で慰めた 等とは返したりはしないだろうが…
そんな事を考えてると、すぐに妻から返信がきた。
[遅くなるのね。
ご飯は?]
それだけだった。
好美は少し不満げに口を尖らせ うー と呟いて
[食べる!]
とだけ返した。
父親には解らない 母親と娘の繋がりみたいのを感じた。私なら娘から、あんなメールが来れば
「とにかく早く帰って来なさい!」
と返し娘が帰宅するまでイライラとソワソワと待ち続けてるだろう。
妻は平気なのだろうか?私にはない信頼関係が、二人にはあるのだろうか?
私は少し嫉妬した。
好美はつまらなさそうにテレビのチャンネルを変えているが、ガウンがはだけていて、ふくよかな谷間と片方だけ乳首が見えている。
私も妻に負けない繋がりがほしい……妻がどう頑張っても勝てない 私と好美との繋がりが……
好美の肩に手を置き引き寄せると、好美は振り向き妖艶に笑い 私の膝に手を置いてくる。
娘との強い繋がりがほしい。
好美に顔を近づけていった時に、メールの着信音が鳴り 好美が私の顔から目を離さずに手だけを伸ばして携帯を取り寄せ、二人の顔の間でメールを見始めた。
メールを見てすぐに好美はガバッと立ち上がり
「あーー!忘れてた!!えっーー どうしよう、どうしよう」
とテーブルのそばを回り始め 私を見て
「どうしよう!」
と聞いてきた。
私には さっぱりわからなかったが、どうやら明日 会社で使う物を買い忘れていたようだったので、私達は急いでホテルを出て買い物をして、家へと帰る事になってしまった。
チャイムを押し玄関の扉を開けると、妻が2階から慌てるように降りてきて
「あら、はやかったのね」
と言いながら私と好美を見て
「あら?」
と怪訝な顔をしながら、身なりを直していた。
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