唇を離し、母は壁に背をつけて 俺の胸辺りを見つめてる。
もう一度 母へ唇を近づけていくと 母は俺の唇を見つめながら、その唇に合わすように顔を傾け 体を寄せ 口付けた。
「母さん…敬子…」
心の中で呼んで、唇を動かす
その唇の動きに合わせ 母の唇も動く
お互い唇を確かめ合うように激しく唇を動かし、強く引き寄せあい、俺と母は しばらくの間 唇を求めあった。
母は そっと 唇を離し、俯きながら、鼻からなのか口からなのか ため息のような吐息をもらし、虚ろに瞳を動かしながら何か考えている表情だったが、やがて視線を俺に戻し、手は俺を遠ざけようと力をいれ、言葉を発しようと口が少し開いた。
その言葉を聞くのが、なんとなく恐かった。
俺を諭すような母の顔が、そう思わせた。
その言葉を遮るように、母の唇を塞ぎ 先ほどよりもっと強く、激しく唇を動かした。
母の手は俺を離そうと強く押している、俺の唇から逃れようと顔を振りながら。
「…ダメ」
母が小さく言う。
俺は母の唇を求め、探し、ふさぐ。
いつしか母の胸元をまさぐり始めていた。
その手を か弱い手が離そうとするが
俺は襲いかかる猛獣のように、母の唇を求め、探し、ふさぎ、胸をまさぐり続ける。
「…ダメ」
僅かな力で抵抗をする母は、猛獣に捕まったバンビのように、弱く小さくなっていく。
「…ダメ」
意思だけが、逃れようとしている。
とどめをさされる前のバンビのように、薄れていく抵抗の中で…
壁に強く押し付け 唇を探しふさぎ クネる体を押し付け 胸をまさぐり 腰をさすり お尻を掴み 内股をなでる
「ダメ…お願い…」
母の言葉が強くなる
内股をなぞり 母の股間に手がいく
「ダメッ!」
母の股間を手で覆い、ズボンの上から 指がなぞる
「ダメ!」
強い力で 母の体から離された
腕を突っ張り、ハッキリとした力で俺を近づけさせずに母が言う
「ダメ…」
「母さん…俺…」
「ダメ…ダメなの」
「でも…俺…母さん…」
「…ダメ…… 」
突っ張っていた腕が優しく折れ、俺の胸に頬を当て 言葉を続けた
「ダメ……ここでは…」
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