視界が戻り、控えめにシャツを上げた母の姿が小躍りするよに揺れていた。
少し背中が恥ずかしそうだが、いつもの母の姿があった。
「早くっ♪早くっ♪早くして~♪」
リズムをつけ歌うように背中を揺らす。
「隆史っ♪隆史っ♪早くして~♪」
軽やかに 爽やかに 楽しそうに
俺は急いでブラのホックをかけた。
今度は大丈夫そうだ。
ちょっと引っ張り指を離す。
ブラの紐が母の背中を叩く
「いった~い♪」
と言いながらシャツを降ろしていく。
「あっ…ちょっと待って」
「何?…」
途中で止まっている母の手に俺の手を重ねて、もう一度上げていく。
「…な…に…?」
リズムなくうわずった声で母が言う。
構わず母の手を脇のあたりまで上げていき、シャツの弛みを手繰り寄せ、母の手の中に押し込めていく。
ブラを着けただけの母の生肌が、されるがままに露になり、じっとしている。
後ろから抱きしめ 母の胸に手を置く ブラ越しに母の温もりが伝わる 温かく…柔らかく…
母の柔らく丸い膨らみを確かめていた手を動かす。
それまでじっと動かなかった母の指が開き
パサリ とシャツが落ちた。
上げていた腕が静かに降りていき、後ろから胸へと伸びている俺の腕をそっと挟み、俺の手の上に母の手が添えられる。
その手は、恐る恐る胸を揉む俺の指に絡みつくように、動きに合わせて添えられていた。
時おり 「ンッ」 と声を震わせながら…
ブラの隙間に手を入れていくと、吸い付くように母の肌が伝わってくる。
丸く柔らかく妖しい曲線をなぞりながら…
溶けるように指に食い込んでいく柔肌…
手のひら一杯に広がる淫靡な膨らみ…
「あぁ…母さん」
囁きながら指を動かす。
強く…弱く…まわすように…包み込むように…
「ンッ…ンッ…」
漏れるように母が呼応する
ふいに 指が母の乳首に触れ、固く立っているみたいに、プルン と揺れた。
「あぁ…ん」
声を上げた母の指に力が入った。
これ以上はダメ
そんな力だった。
身体から俺の手を離していく母の指に力が篭っていたが、とても柔らかかった。
「これ以上はダメ」 自分に言い聞かすように、自分の指だけに力が篭っているようだった。
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