喫茶店で待ち合わせする
もちろん浮気とかしないからね!
彼はまだ独身でお姉さんと組んで旅や色々な物の記事を書く仕事をしているらしい
瑞希君のお姉さんの弟子の西野さんが立ち上げた会社で働いてるそうだがうまくいってるみたい
からんからん
喫茶店の入り口の鈴が鳴る
「香織、久しぶり」
「あ、、瑞希くん、、」
彼は変わらない
昔とちっとも
「香織ちゃぁん、、結斗くぅん、、」
「おねーさま、、、」
お姉さんも変わらない
この姉弟はまるで
別の星からやってきたような美しさ
二人とも、きれいなのだ
私も容姿はすごく褒められるけど
彩花お姉さまには全然、まったくかなわない
悔しいとか思う気持ちも沸かないくらいきれい
なんせ、年齢は私より年上なのに私より年下に見える
ほんっと、きれい、、、
彩花さんと瑞希くんが結斗に挨拶した
結斗はにこにこ笑って返した
「香織、最近どう?」
「ん?幸せでアマアマだよ、、」
「そっか、よかった」
それぞれ飲み物を注文をして会話がはじまる
瑞希くん
いつ見ても美形だなぁ
ずるいくらい、、
「結斗くんきゃわゆぃ、、」
彩花さんが結斗の頭をなでなでしてる
まぁ結斗も美形だけどねぇ、、、、
「瑞希くん、仕事はどう?」
「ん?なかなか覚える事がいっぱいで大変だよ」
「ふーん、修行中だもんね」
瑞希君は私の好きな人だった
いまだに心に残ってる
もし・・・・
もし・・・・
彼に誘われて
ホテルに行ったとしたら
私は迷うと思う
でも彼はそんな事しない人だった
そんな所も好きだった
いってる事がちぐはぐだな
まぁ・・・私は彼を振り向かせる事はできないと思う
「じゃ、またねー」
帰り際
ちらりと振り返って姉弟の様子を見た
手を繋いで笑い合ってる
たぶん
瑞希君が好きな人はお姉さんなんだと思う
お姉さんも瑞希くんがたまらなく好きなんだろう
長い付き合いで、今まで見ててそう思う
姉弟で恋愛か・・・
背中がむずむずしてくるけど
彼らなら
仕方ないのかな
恋に落ちるのも
二人とも素敵だもんね・・・
いや、なに勝手に決めつけてるんだか
勘で物をいっちゃだめだよね、、、
帰宅すると
結斗はソファーに座って私の袖をひっぱる
この爆裂天使ちゃんは何をお望みなのかな、、、
「ママ」
「んー、、」
「ぎゅーしてっ」
「はいはい、、」
私は結斗にメロメロなのですよ、、、、
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