「という訳で一から企業してみたわけだが!なかなかうまくいかない!」
隼斗さんが語りだした自慢話を聞いてた
正直、退屈・・・・
姉さんは笑いながら聞いてたけど
「まぁ、とりあえず。彩花、結婚しよう」
「嫌っだぁよぅ♪」
「何度でも言うからな!」
仕事が終わり
ちょうど夕飯の時刻
車に乗って帰路につく
「姉さん、夕飯どうしよう?」
「んー、君がいい、、」
「僕はデザートにしといてください」
「いやぁ、、、そそる台詞言うようになったねぇ、、」
「姉さんっ!、、」
「う、、ハンバーグがいいっ、、あとお野菜たっぷりのスープ」
「はいはい、、、」
姉さん、盛りすぎ、、
僕は必死に抑えてるのにずるい、、
できる事ならいつだってやらしー台詞耳元でささやきたい
街中で、どこでだってキスしたい
我慢してるんだからね、、、
「おっかいもの、、」
「スーパーのチラシ持っててよかった。クーポンつきだよ」
「んん、、賢く買いなっせ」
姉さん、変装無しだけど大丈夫かな
材料を見分けつつ入れていく
姉さんと手をつないだまま
手離すとどこに行くか分からないからね
「瑞希君、女子力パネェっす、、」
「うるさいよ、、」
「きゃあ、、、ん?」
「ん?どしたの?」
姉さんの視線の先に
村田先生・・・!?
着物姿だ
隣・・・真理亜さん?
「んぐ・・・なんで真理亜ちゃんと・・・」
姉さんが条件反射的に僕を抱き締める
やめてください、、、
あちらも気付いた様子
「瑞希君とおねーさん♪」
「あら、、、知り合い?結愛さんも」
「え?」
真理亜さんと村田先生が顔を見合わせて
少々、時間がたってから
だいたい事情は分かったようだ
村田先生は真理亜さんとお茶の会で知り合ったらしい
なるほどなるほど
「今日、おにーさんの事務所撮ってきたよぅ」
「なんだか申し訳ありません、、」
「いーのいーの、、」
超美女3人が井戸端会議
視線を集めないはずもなく
落ち着かないので買い物をすませた
「今日、ウチで集まりがあるからご一緒にどう?」
村田先生が僕に聞く
「あ、はい!」
「そう、良かった」
あ・・・・返事しちゃった
姉さん不機嫌モードだ
「お姉さまもよろしかったら♪」
「行きますよぅ!もちろん!」
真理亜さんはにこにこ笑ってる
おとなしい人なんだな
ふと、気付いた
真理亜さん、指輪してる
つまり・・・結婚してるのか
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