マイバッハで登校する
実に気分が良い
他のやつらと格が違うというのを見せつけねば
今日は中津が真理亜に付き添うために別の運転手が運転する
徒歩で通学する生徒たちを横目にくつろぐ
「真理亜、学校とは良いぞ」
「・・・・・・さいですか」
「・・・・・・」
こいつ、かわいくないな!
容姿は俺に負けず劣らずなのにな
愛想が悪いのはいかんな
学校についた
真理亜に視線が集まる
真理亜は校舎を見上げた
「ふぅん・・・」
出掛ける時は髪を団子にするのだな
美髪だな・・・
「さ、案内してください」
「それは校長に頼め、俺は教室に行く」
「ダメ・・・・お兄様がしてください」
俺の服の袖をつかんでむくれる
なんだよ・・・・かわいいじゃねえか・・・
「仕方ないな!」
「いちいち鼻高々に言わないでください」
かわいくない!
中津は今日はおとなしいな
先程下着を見たから恥じらってるのか
なかなかに肉付きのいい体をしておったな
隙あらば抱こう!
「ぼっちゃま、表情が三流です」
「・・・・・気を付けます」
案内しているともう教室に行かなければいけない時間
俺は退くか
「では、後は校長に」
「授業、教室の後ろから見てます」
「お前・・・・」
真理亜はクスッと笑った
「別にわがまま言ってもいいでしょう?お兄様」
また・・・言おうとした事を先に・・・しかしな・・
・・・かわいい・・・
んで・・・朝礼
ざわつく教室内
中津と真理亜をちらちら見る男子女子ども
「葛城くんの妹?」
「そのとおりっ」
「へぇええ、、、」
しっかし・・・真理亜はなぜ着物にこだわるのやら
まぁ、似合うからよいが
授業が始まる
まぁ・・・・頭は良いほうだ
「・・・・・」
と、思ってる
真理亜が後ろでジーッと見てる
視線が痛いぞ
昼・・になった
真理亜はまだ見てる
給食の時間だ
俺様がなぜこのような囚人食を食わねばならぬのだ
くそじじいに言わせればこれも調教か
「真理亜も食え」
「・・・・・・・」
けっこうです
とか愛想無く言うんだろ?どうせ
「・・・・・・」
言えよ
「・・・・・・」
言えよ!
「中津さん、列にならんで盛り付けてもらえばいいのですか?」
食うのかよ!俺を無視かよ!
列にならんで盛り付けをしてもらってる
なんか楽しそうな顔してるのは気のせいか
中津が俺の隣に席を用意した
そこに真理亜が座った
箸を取り
「いただきます」
どうなる?
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