後日、撮りに行く事に・・・
桂さんを通さずに依頼されたプライベートな案件なので姉さんの休日に行く事にした
ようやく松葉杖を使い始めた僕も同行する事に
車で30分くらいの距離
きっと立派な事務所なんだろうな
信号が赤になり停車
「瑞希くん、松葉杖にくまもんのシール貼っていい?」
「やだよ、、、やめてよ、、」
「んふ、、いいじゃないのー」
なに期待の目してるんですか、、、
「だめよー、、、だめだめ、、」
「きゃー、、、姉弟で、、、真似っこ」
「信号変わったよ!、、」
「はーい、、」
まったく、、、
んで・・・・・
ついた・・・
ビル・・・・の5階にあるみたい
え?貸ビル?
しかもこじんまりしてる・・・・
姉さんと顔を見合わせて首をかしげた
葛城探偵事務所と書いてある
間違いはないと思うけど
エレベーターで5階へ
フロアはなかなかに汚い
探偵事務所のドアを開けた
「こんにちわ」
あ、前の眼鏡の・・・
「中津さん!」
「彩花様、瑞希様、いらっしゃいませ」
「え?執事・・・ですよね」
「執事兼事務や経理、受け付けをやらせていただいてます」
中津さん、万能だなぁ
しかし・・・思ってたのと大分違う
なんだろう・・・すごく安っぽい・・・
「よく来たな」
隼斗さんだ
ピシッといいスーツを・・・着てない
私服かぁ
おしゃれだけど・・・
「さぁ、撮ってくれたまえ!」
(*´∀`*)
こんな顔しなが腕広げてる
よっぽど嬉しいんだろうな
僕は待機・・・
中津さんが紅茶を用意してくれた
「ありがとうございます」
「いえ、お菓子もどうぞ」
「わぁああ、、」
「ふふ、笑った顔がよく似ていらっしゃいます。さすがに姉弟ですね」
「へへ、、」
姉さんが道具を準備してる
そんなに広くはない・・・
んー・・・どうするんだろ
「葛城くん、どんな風に見せたい?」
「ゴージャスに!」
「無理、もっと具体的に」
「・・・俺が栄えるように、、、、、」
「事務所を撮るんだから関係ないよ」
この人、顔で何を思ってるのか分かる
(*´∇`)キツい彩花もたまらん!
って顔してる
「いやぁ、、キツい彩花もたまらん!」
うわ、言った、、
「じゃあ、清潔感を感じられるように編集しますねぃ」
「おまかせします、、、」
葛城さん、姉さんにベタ惚れなんだなぁ
渡さないぞっ
「真理亜がうるさくなければもう少しいい事務所を構えたのにな」
隼斗さんがボソッと言った・・・・
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