姉さんが迎えに来てくれた
そのまま、飲み会に・・・高校生でしかも怪我人をー・・・・
いいのかなぁ
番組プロデューサーとかいるらしい
うんうん・・・なんか居づらくなるだろうな・・きっと
んで、着いた
居酒屋かと思ったら立ち飲みかぁ
車イスでも居ずらくなぃー
「おぅ、彩花、瑞希」
爪橋さんも来てたのか
「こんにちわ!」
「瑞希、どうしたんだ」
「両足、骨折しちゃいましたぁ、、」
「笑って言うな、早く良くなるといいな」
頭撫でられたー、、
「彩花、今夜もいい女だな」
「あたしゃ日中もいい女でぇす」
「そーかそーか、ま、今夜は気を付けろよ」
「うぁい!」
・・・何を?
立ち飲みに怪我人高校生がいていいのか
知らない人ばっかりだ
モデルさんもいないなぁ・・・
姉さん絡みでモデルさんの知り合いはたくさんできた
一番仲良くしてるのは胡桃ちゃんかな
ちょっと姉さんと離れて料理を物色中
「いやぁ、有村さん。お疲れさまでした」
姉さんに中年のおじさんが話しかけている
誰・・・・?
「お世話になりました」
「お綺麗でしたから撮るほうも緊張しましたよ」
「いえいえ、、そんなぁ、、」
あー、なんか偉い人なんだろうな
おー、この鯛の野菜ソテー美味しそう
ちょっぴり食べよ
食べ放題らしいから遠慮なくー
「今後もテレビ出演する意欲はありませんか?」
「んー?考えてないですねぇ」
「・・・・よろしければ二人きりでお話しませんか?」
「・・・・」
姉さんがチラッとこっちを見た
止めてほしいの?
「んー・・・」
「ホテルのバーへ行きましょう」
「・・・・」
また僕を見た
止めて欲しいんですね
分かった分かった
「あの!」
「うぁ?君、誰?」
「姉さんにちょっかいかけないでください」
「ち、ちょっかいなんて!ん?君、妹さん?」
イラッ!
「僕、よく間違われるんですよねぇ!」
「あ、あぁ、、弟さんか、、、いや、なかなか・・いいね、いい素材だ」
イライラしてきた
と・・・
爪橋さんが近寄ってきて男の肩を叩いた
「やめとけ、彩花はこの俺が全力を持ってしても落とせなかった女だ」
「は?、、なにを勘違いしている!失敬な!」
「おいしい話に食いつきゃしねぇよ、彩花は、な?」
姉さんは爪橋さんを無視して僕の車椅子を押してケーキコーナーへ
イライラには甘いものだよね・・うんうん
「こーいうの、何回もあったよ」
姉さん、大変だな・・
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