夜中・・・・
お酒飲んで寝ちゃったようで頭がいたい
ベットで寝てる・・・うーん?
ドアが半開きで部屋のほうから明かりが漏れている
姉さん、何かしてるのかな・・・
胡桃ちゃんと咲子さんは帰ったのかな・・・
歩けないから仕方ないな
早く治らないかな・・・
「んっ、、、んっ、、、グスッ、、、」
ん?姉さんの声?
向こうから・・・・なにしてんの?
気になって仕方ない
床にずり落ちて
這いずってドアの近くへ
隙間から部屋を覗く
・・・・・・・桂さんがいる
姉さんと抱き合っている
でもいやらしい雰囲気じゃない・・・・・と思うけど
姉さん泣いてる?
「彩花、いいから寝なさい」
「うるさぁい、、、グスッ」
「まったく・・・」
何かあったのかな・・・気になる・・・でも入りずらい
桂さんは困った顔をしている
「・・・・彩花、瑞希と一生一緒にいるんだな?」
「うん・・・、、」
「なら・・・ささやかに祝ってやる、さっき言った事は内緒だからな?」
「うんっ・・・、、」
「・・・俺としては嬉しい限りだから。何も悩まずに・・・な?」
姉さんが涙をふいて桂さんを見た
「おとうさん、ありがとう、、、」
「おぅ・・、、」
桂さんが姉さんの頭を優しく撫でた
桂さんの目からも涙がながれた
姉さんが桂さんにおとうさん
って言ったのは初めて聞いたかも・・・
「あの・・・」
勇気を出してちょっと声をかけてみた
二人はすぐに離れた
「み、瑞希」
「瑞希くん!違うの!これは!、、、」
なんか浮気現場目撃されちゃったような空気になってるよ
「話、ちょっと聞いた・・・内緒って?」
「あ・・・その・・・、、」
姉さんがもじもじしだした
桂さんが僕を抱き起こして椅子に座らせてくれた
「瑞希、彩花が好きか?」
「え、あ、、はい、、」
「どんな事があってもずっと一緒にいたいか?」
「は、はいっ、、!」
桂さんは優しく微笑んだ
「いつになるか分からないが、二人が一人前になったら結婚式を挙げてやる」
「え、、、」
「・・・いや、二人はまだ若い。愛もあるが勢いでくっついているんじゃないかって思った事もある、すまない・・」
「う・・・うん」
「だが仕事の合間に時おり彩花が瑞希の事をポツリポツリと話すたびに本当の本当に愛してるんだなって分かった・・・」
「うん、、」
「瑞希、一人前になって力をつけたら・・・彩花と結婚しろ。形だけでもいい、一生一緒にいると誓え。子供も・・・欲しいなら作れ。俺がなんとかする」
え・・・・子供・・・?
まさかの台詞に戸惑う
※元投稿はこちら >>