「おい、瑞希、目玉焼きにはウスターソースだよな!」
休み時間中に聞かれた
目玉焼きみんなで盛り上がってるようです
そんなの個々の自由じゃないんれすかー・・・・
と思いつつも僕は答える
「僕はチョコソースかける子だから賛同できません」一瞬の間の
静寂の後
ザワツク教室
「おまえ正気かよ!」
「甘党もついにここまできたか」
嘘だよー、気付こうよ・・・・
「おいしーよ?こんどやってみ?」
にっこり笑って返す
僕の特技っ、、、
「弟子、破門するよ」
「は?」
村田先生がいつの間にか背後に
「結愛ちゃんチッス!」
「お美しいおみ足!」
村田先生は無視してパンパンと手を叩いた
「はいはい、特別授業いきますよー!幼稚園児と触れ合う機会はなかなかないんだからねー」
そう
今日は特別授業
近所の幼稚園に行き子供と触れ合う
この学校に古くからある授業らしい・・・
野球部の子たちが口をそろえて言い出す
「大人の男の背中を見せてやるか!」
「成人してないじゃん?」
「瑞希うるせー!」
「に"ゃー、、、」
香織に車イスを押してもらう
そろそろ寒くなってきた
ロングコートが手放せません・・・
「瑞希くん、今度アップルパイの作り方教えて」
「んん、おっけぃ」
もう今年も終わりかぁ
姉さんも僕も歳を重ねて過ごしていくんだろうけど
いつまでも幸せに暮らせたらいいな
幼稚園についた
園児たちが遊びまわっている
「おにーちゃん、おねーさんたちにご挨拶しましょう!」
保育士の人がそう言うと元気よい挨拶が返ってきた
みんなかわいいなぁ、、、
子供・・・かぁ
前に姉さんと真剣に話し合った事はある
姉さんは
「道徳から外れた事言うけど・・・瑞希君も望むなら子作りしたい、愛する人赤ちゃんはほしい・・・」
って言った
姉さんは僕との子供を残したいらしい・・たまに真剣に考えて思うらしい
僕としても・・・・ほしい
姉さんとの子供
はっきり言って・・ほしい・・・
できる事なら産んでもらって二人で育てたい
けど、色々ある
桂さんの話を聞いてたりして・・・結局は親のエゴで決めちゃいけないんだよね
だから二人できめた
子供は作らない
二人で寄り添って生きていくって
ただ・・
・・・・・なぜか、その夜の行為は異様に興奮してしまった、、、
姉さんを妊娠させるなんてイケないって思っても
考えただけで、、、
はぁ、、、
ダメダメ・・・不謹慎すぎ、、
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