姉さんのお友だちのモデルさんが結婚式をするそう
んでお祝いとして姉さんが写真を全て撮るみたい
僕も知ってる人だから出席させてもらった
「これが私なりのボランチアさ!」
「姉さん、英語下手だよね」
「んんー、、」
なんか不機嫌になっちゃった・・・
結婚式場か
始めて来たや
こういう場所・・・・
「瑞希・・」
「あ、胡桃ちゃん」
胡桃ちゃんも来てたんだ
かわいいなぁ、やっぱりスーパーモデルは違う
身長も高い・・・かっくいぃ、、、
高身長っていいよね
胡桃ちゃんがスマホをいじって僕に見せつけた
画面には
(´・ω・`)
顔文字?
「こんな顔してる」
「へ?、、」
「しょぼんしないで」
「し、してないよ!」
「瑞希、暇潰しに付き合って」
「はいはい、、」
姉さんは写真撮るのに忙しいからなぁ
きれいな中庭だなぁ
泉があって花もたくさん
中庭には誰もいない・・・
もうすぐ冬
すこし肌寒いのでコートを着てきてよかった
胡桃ちゃんは花を見つめながら囁くように・・・
「瑞希」
「んん?」
「・・・好き」
「あ・・・」
胡桃ちゃんは少しうつむいた
「好きっていつまでも言ってやる、、」
「ごめん・・」
「そしたらいつか気が変わるかもしれない、、」
「ごめん・・」
「瑞希、好き、、大好き、、、」
「ごめん・・・胡桃ちゃん、僕は好きな人がいる。その人を裏切れない」
「それでも好きっ!、、、」
胡桃ちゃんが涙をうかべながら微笑んだ
「私は瑞希が大好き!、、」
こんなに好きでいてくれるのに
応えてあげられない
香織にも・・・
胡桃ちゃんは涙を拭いてべっと舌を出した
すごくかわいい、、
「いくじなし!、、」
「ごめん、、」
「でも、、好きっ、、」
「胡桃ちゃん、、」
「へへ、、瑞希といると楽しい・・・バイキング行こ?おいしい物たくさんある」
「うんっ、、」
いろんな可能性がある
でも、僕は姉さんを選ぶ
姉さんが一番好きだから
視線を感じて
振り返る
うわ、、、なんか人がいっぱいいる!?
「うわぁあ、、胡桃ちゃんが瑞希くんに告白を!?」
「あの胡桃ちゃんまでも惚れさせるとは罪な子、、」
「瑞希くんは渡さないよー、、」
胡桃ちゃんはわなわなしはじめた
僕をにらんで腕を組む
「はやく来いノロマ!、、」
「ひどい、、」
「あーもう、、やだ!、、帰るっ!、、」
胡桃ちゃんをなんとかなだめた
いよいよ式がはじまる
姉さん、いい写真が撮れるといいね
※元投稿はこちら >>