体育祭の日だ!
僕は見学だから楽チンだ!
ま・・・・こーいう所はダメだよね
男のくせに運動嫌いなんて
先日の衣装
村田先生が手直ししたいそうなので学校に持ってきた
「瑞希、お前見学か、残念だな」
「僕のぶんも頑張ってくんさーい」
「おサボり瑞希!ちゃんと応援しろよ!」
「に"ゃー、、、」
応援は頑張るよ
応援はね・・・・
ふふ、姉さんも来るし楽しみ
「おい、ジャレないの」
村田先生だ
今日はジャージ姿だ
「結愛ちゃんチッス!」
「今日もお美しいッス!」
「ムラムラするッス!」
村田先生は無視して僕の車椅子を押していく
なんかこのやり取り嫌いじゃない
休憩室に来た
「衣装は持ってきた?」
「あ、はい。手直しするんですよね?」
「着なさい」
「・・・・・は?」
「着なさいと言っている」
「は・・・・はぁああ?」
数分後
着た・・・・もうヤダ
校長公認だとか
ヤダ・・・
「香織ちゃん、かもん」
「うす!」
う・・・香織も僕と同じやつ着てる?、、、
「弟子の義務だね、これは」
村田先生はうんうんうなずく
なんかこの学校自由すぎて嫌になる・・・
香織、かわいい
似合ってる・・・
「私も体弱いし見学なんだよね。」
「あぁ・・・」
香織も体質的に仕方ないからな
「瑞希くんだけに恥ずかしい思いはさせないよ!」
「香織、、、」
「はいはい!にゃんこ応援組!いくよー」
「おー、、」
香織、ほんとにいい子、、、
クラスメイトの皆の前に現れた時
とくに驚いた反応は無かった
あれ?
「瑞希と香織ちゃんやべぇ、、、」
「瑞希君応援よろしくー」
村田先生がにやにやしてる
ああ・・・事前に通知してたんですね
開会式が始まる
僕らはクラスのテントで待機
「瑞希君、勝ちをもぎ取ろう!」
「うん!」
今日は応援がんばろう
「ありゃあ、、瑞希くん?」
姉さんの声がして振り返った
「瑞希くん、香織ちゃん!へろー、、」
姉さんが香織を抱き締めた
ハグ好きだなぁ、姉さん
「香織ちゃん、現状を説明してください、、」
「えと、、、村田先生ににゃんこ応援団を組むようにと命令されました」
「んー、、」
姉さんが村田先生を見つめる
「ぐっじょぶとしか言い様がない」
「おねーさま、ご満足いただけましたか」
「うん、、、」
姉さんが屈んで僕の頭を撫でた
「保護者として。君の頑張りを見守るよ」
「うん、、、」
「ふふ、応援頑張ってね、、あ!ヅラ!こっち!」
え!?、、
※元投稿はこちら >>