お花屋さんかぁ
いろんなお花があるんだな
凛子さんが咲子さんと何か話している
「ま、上の階にいるから上がって」
なにが?いるの?
姉さんにおんぶしてもらって、、、
とりあえず言われたとおりに二階にあがってある部屋に入った
そこには・・・
きゃんきゃんわんわんとたくさんの仔犬が、、、
「え、、」
「きゃー、、」
咲子さんと凛子さんがにこにこ笑ってる
「レオの子供だよ」
「レオの、、、」
一匹抱き上げる
ふわふわでもこもこでかわいいっ、、
「今度はレオの子を一匹もらうつもりなんだ」
「師匠、レオのワイフは!?」
「あー、同い年に生まれた子だったんだけどね。レオが亡くなったと同時に亡くなったよ」
「うぇえーん、、、」
「お骨は一緒のお墓に入れたから寂しくはないだろうね、レオ・・・」
仔犬・・・かわいいっ
こうやって命が繋がっていくんだよな
・・・・ボクと姉さんにはできない事だよな
・・・あー!うじうじすんなっ!
それでも一緒にいるんだっ!
「あれ?」
振り返ると
村田先生!?
「こんにちわー?なんで瑞希くんたちがいるの?」
姉さんはすぐにボクを抱き寄せた、、
咲子さんと凛子さんが顔を見合わせている
ちょっと説明した
凛子さんは苦笑してボクの頭を撫でた
「つまり、弟子の弟子か」
「あ、はい、、」
「まぁ、なんて偶然だ」
村田先生も犬好きなんだなぁ
じゃれあってる
「あーかわいい」
「ですよね、犬かわいい」
「君もかわいいよ」
「先生、、」
ぐいっとまた姉さんに抱き寄せられた
「むー、、、」
「あら、おねーさま」
「瑞希くんは渡しません!」
「あらあら♪」
なんなんだろうこの人の余裕は
仔犬が咲子さんの家に来るのはもうしばらく後らしい
今夜は咲子さんちにお邪魔する事になった
外に出ると
村田先生の車がとまってる
咲子さんがそれに気づいた
「あれ?M3、お嬢ちゃんの?」
「はい♪」
「いい車乗ってるね。歩さんに手配してもらったの」
「そうなんですぅー♪」
姉さんが車イスの後ろから抱きついてきて離れない
盗られないって
「瑞希くん、おねえちゃんの車のほうがエレガントでセクシーだよね」
「うん、、、」
「いい子っ、、」
村田先生が姉さんの車に触れた
「お姉さんの車?」
「んー、、」
なにを争ってるんだか、、、
村田先生とは別れて咲子さんのマンションへ向かう
凛子さんは仕事がまだある
忙しい日だな、、、
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