ある日、咲子さんに呼ばれてある場所に来るように言われた
ボクは学校の帰りに姉さんに迎えにきてもらって行くことになったから制服姿だ
「姉さん、なんだろうね」
「んー・・・」
「姉さん?」
「瑞希くんハンカチ用意しときな」
「え?ハンカチ使うの?」
「君がね・・」
ん?なんなんだろ
何があったんだろ
ついた所は墓地
え・・・?
なんだよ・・・
ある墓石の前で咲子さんが待っていた
「や、こんにちわ」
「咲子さん・・・このお墓は?」
「レオのお墓だよ」
「え!?」
レオ・・・・老犬だったけど
そんな急に・・・
「レオ・・・レオが・・しんじゃったの?」
「うん・・寿命を全うしてね」
咲子さんは悲しんではいないようだ
姉さんも・・・
ボクは姉さんの袖をひっぱる
「なんで?悲しくないの?」
「悲しいよ・・でもね、命ある物はいつかしぬんだから。私たちはレオとたくさん特別な時間を過ごせたからね」
「姉さん・・・涙出てる」
「うぅ・・・レオ、、、」
「うー、、、」
「うえーん、、、レオ、、、」
姉さんが泣き出したらボクも涙がとまらなくなった
「うんうん、いっぱい泣いていいよ」
咲子さんに頭を撫でられた
咲子さんが一番辛いはずなのに
「じじょー、、これからは私と瑞希くんが貴女のぺっとになりやんす、、、」
「何言ってんの、、」
「う゛ぇーん、、、」
「さて、挨拶は済ませたから次だよ」
レオのお墓にちゃんとお参りをした
レオ・・・レオ
いつまでも大好きだよ
咲子さんはバスで来たらしい
姉さんの車に乗る事に
「お、ルノーか。いい趣味だな」
「うぇぇ、、あざっす、、」
「お前、運転できないだろ。座ってろ、、」
「はぁーい、、」
後部座席で姉さんとくっつく
二人とも涙目だ
「瑞希くん、今宵はレオの思い出を語る会をしよう。師匠の家で、、」
「うん、しよう、、」
「ぐすん、、」
「うー、、」
咲子さんが苦笑しながら運転してる
しばらくしてついた場所
花屋?
なんだろ・・・
お墓参りはすませたのに
「凛子?いるー?」
「はいはい?」
奥から出てきた人
咲子さんと顔・・・・そっくり?
双子!?
「あ、妹の佐方凛子ね」
「よろしく」
紹介された
ぽかーんとする
「うっす!姉貴」
「彩花ちゃん、また綺麗になったね」
「あざっす、、」
姉さんとは面識があるんだな
「えと、境瑞希です」
「事情は聞いてるよ、彩花が姉って事もこいなか・・・っ、げふん・・よろしく」
え?、、、
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