飛行機が飛び立つ
一時間半くらいの空の旅
先程、空港につく前に彩花が何か買い物をしたようだ
ぼっちゃまはお車でお待ちください
と中津に言われたので俺は待ってたが
彩花がホクホク顔で戻ってきたのを見てさらに俺は抱きたい欲求が強く・・・
おっと、後ろから中津の殺気が
彩花と俺で2座席
中津は後ろ
なぜファーストクラスをとらなかったのか!?
と言いたいが命を失いたくないのでな
「雪国の洋館かぁ・・・きれいだろうな」
彩花がにやにやしている
「彩花はさっきなにを買ってきたの?」
「ん?ないしょー」
なんだろうか・・・
ま、いい
後ろに中津がいては手出しができない
普通にトークしてよう
「眠いし肩貸して」
彩花がコトンと俺の肩に頭をあずけた
キスしてぇ、、、
でも中津いるし・・・
くそ・・・なんて拷問だ
あっと言う間についた
空港から出た瞬間に
こう思った
「田舎だ」
「はい」
「中津、刺激が足りない所では俺は生きていけない」
「さようでございますか」
「・・・・・なんとかして」
「お車は用意してあります」
無視かよっ
彩花は寝ぼけ眼をこすってあくびをした
よく寝てた
あの寝顔を将来毎夜見れるかと思うとギンギンになりそ・・・う
中津の殺気で萎えてしまった
こちらの車はカイエン ターボか
雪国では馬力がいるからか?
まぁ、なんでもよい
車に乗ってくつろぐ
中津の運転はさすが執事
上手いな
同乗者にまったく疲れを感じさせない
彩花は窓から景色を眺めている
やはり美しい
ショートヘアの似合う女はロングも似合うのだ
髪の長い彼女も見てみたいと思う
さぞかし女神のごとき美しさだろうな
景色からだんだんと建物が消えていき
山のほうへ
「彩花はさ、好きな人いる?」
「へ?、、」
「いるの?」
「うーん、、」
俺に照れる顔を見せるとは
つまり俺が好きって事だな!
「弟が好き、、」
「え?」
「異性としてじゃなくてね。もう・・抱き締めて離したくないの」
彩花がなにかを抱き締めるようなしぐさをした後にうつむいた
「お母さんにとられっぱなしだからね・・・あんまり触れあえない」
「彩花・・・」
「すごくもどかしい・・・奪ってしまいたいよ」
彩花を抱き締める
なんてかわいそうなやつだ
俺が慰めてやる
体で!
「中津さん、まだ時間かかります?」
「一時間ほとですかね」
あれ・・・俺
また空気抱いてた
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